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掲載開始日 2023年07月28日

宮部みゆきのライフワーク、待望の第9弾!『青瓜不動 三島屋変調百物語九之続』7月28日発売

「三島屋変調百物語」シリーズ最新小説。お聞きなさい、一生にただ一つの物語を。




株式会社KADOKAWA(本社:東京都千代田区)は、宮部みゆき氏のライフワーク「三島屋変調百物語」シリーズ待望の最新小説『青瓜不動 三島屋変調百物語九之続(あおうりふどう みしまやへんちょうひゃくものがたりきゅうのつづき)』を2023年7月28日(金)に発売しました。

2010 年より刊行をスタートした「三島屋変調百物語」シリーズは、ジャンルを超えて様々な作品の執筆をつづける宮部氏が「いつも自分の一番そばにある、原点に近い仕事」と語るライフワークともいえる江戸怪談シリーズです。第9弾となる本作には、恐ろしくも背中を押してくれる四篇を収録しました。この夏のお供に、ぜひご堪能ください!


※書店店頭用POP画像



最新刊『青瓜不動 三島屋変調百物語九之続』について


◆あらすじ
願いと決意。業と優しさ。百物語には心がある。
江戸は神田の三島屋で評判の〈変わり百物語〉。母になる初代の聞き手・おちかの安産を願い、不動明王像がもたらされた。一方、絵師を夢見る富次郎は、新たな決意を固める。

◆書誌情報


発売:2023年7月28日(金)
定価:2,090円 (本体1,900円+税)
頁数:464頁
体裁:四六判上製 単行本
装画・本文挿絵:千海博美
装丁:大武尚貴
ISBN:9784041121603
発行:株式会社KADOKAWA
初出:「公明新聞」2021年8月2日~2022年7月30日
作品情報ページ:https://www.kadokawa.co.jp/product/322109000585/

【TOPIC】
「三島屋変調百物語」シリーズ15周年&新刊発売記念
特製オリジナルグッズ予約受付中
一次予約期間:2023年6月15日(木)17時から2023年8月6日(日)23時59分まで
詳細は特設サイトまで https://kadobun.jp/special/miyabe-miyuki/mishimaya/goods.html



「三島屋変調百物語」シリーズとは


江戸で人気の袋物屋・三島屋で行われている〈変わり百物語〉。
「語って語り捨て、聞いて聞き捨て」をルールに黒白の間と名付けられた座敷を訪れた客が、
聞き手だけに胸にしまってきた怖い話や不思議な話を語っていく連作短編集。
2006年から宮部みゆきが精力的に書き継いでいる時代小説シリーズ。
【特設サイト】https://kadobun.jp/special/miyabe-miyuki/mishimaya/



シリーズ作品紹介【単行本】発行:株式会社KADOKAWA


◆シリーズ第8弾『よって件のごとし 三島屋変調百物語八之続』


【あらすじ】
江戸は神田の袋物屋・三島屋は、話はけっして外には漏らさず「語って語り捨て、聞いて聞き捨て」を原則とした風変わりな百物語で知られている。
従姉妹のおちかから聞き手を受け継いだ三島屋の「小旦那」こと富次郎は、おちかの出産を控える中で障りがあってはならないと、しばらく百物語をお休みすることに決める。
休止前の最後の語り手は、商人風の老人と目の見えない彼の妻だった。老人はかつて暮らした村でおきた「ひとでなし」にまつわる顛末を語りだす――。
呪いを飲み込んだ少年、神に見初められた青年の運命、よみがえった姿で村を襲う死者。
読む者の心をとらえて放さない、宮部みゆき流江戸怪談最新刊!

【書誌情報】
発売日:2022年7月27日(水)/定価: 2,090円(本体1,900円+税)/頁数:528頁/ISBN:9784041121597
作品情報ページ:https://www.kadokawa.co.jp/product/322109000584/



シリーズ作品紹介【文庫】レーベル:角川文庫/発行:株式会社KADOKAWA


◆シリーズ第1弾『おそろし 三島屋変調百物語事始』 ★電子書籍も配信中


【あらすじ】
江戸中の不思議話が、娘の心を溶かしてゆく。
ある事件を境にぴたりと他人に心を閉ざしてしまった十七歳のおちか。ふさぎ込む日々を、叔父夫婦が江戸で営む袋物屋「三島屋」に身を寄せ、黙々と働くことでやり過ごしている。ある日、叔父の伊兵衛はおちかに、これから訪ねてくるという客の応対を任せると告げ、出かけてしまう。客と会ったおちかは、次第にその話に引き込まれていき、いつしか次々に訪れる客のふしぎ話は、おちかの心を溶かし始める。三島屋百物語、ここに開幕。

【書誌情報】
発売日:2012年4月25日/定価:792円(本体720円+税)/頁数:496頁/ISBN:9784041002810
作品情報ページ:https://www.kadokawa.co.jp/product/201109000562/

◆シリーズ第2弾『あんじゅう 三島屋変調百物語事続』 ★電子書籍も配信中


【あらすじ】
こわい、かわいい、切ない、いとしい
一度にひとりずつ、百物語の聞き集めを始めた三島屋伊兵衛の姪・おちか。ある事件を境に心を閉ざしていたおちかだったが、訪れる人々の不思議な話を聞くうちに、徐々にその心は溶け始めていた。ある日おちかは、深考塾の若先生・青野利一郎から「紫陽花屋敷」の話を聞く。それは、暗獣“くろすけ”にまつわる切ない物語であった。人を恋いながら人のそばでは生きられない“くろすけ”とは―。

【書誌情報】
発売日:2013年6月21日/定価:901円(本体819円+税)/頁数:640頁/ISBN:9784041008225
作品情報ページ:https://www.kadokawa.co.jp/product/321206000226/

◆シリーズ第3弾『泣き童子 三島屋変調百物語参之続』 ★電子書籍も配信中


【あらすじ】
泣きやまぬ赤子の秘密とは……
三島屋伊兵衛の姪・おちか一人が聞いては聞き捨てる変わり百物語が始まって一年。幼なじみとの祝言をひかえた娘や田舎から江戸へ来た武士など様々な客から不思議な話を聞く中で、おちかの心の傷も癒えつつあった。ある日、三島屋を骸骨のように痩せた男が訪れ「話が終わったら人を呼んでほしい」と願う。男が語り始めたのは、ある人物の前でだけ泣きやまぬ童子の話。童子に隠された恐ろしき秘密とは――

【書誌情報】
発売日:2016年6月18日/定価:836円(本体760円+税)/頁数:480頁/ISBN:9784041039915
作品情報ページ:https://www.kadokawa.co.jp/product/321511000302/

◆シリーズ第4弾『三鬼 三島屋変調百物語四之続』 ★電子書籍も配信中


【あらすじ】
亡者が集う家や食いしん坊の守り神。不思議がいっぱい黒白の間へようこそ。
三島屋の黒白の間で行われている変わり百物語。語り手の年齢や身分は様々で、彼らは正しいことも過ちもすべてを語り捨てていく。十三歳の少女は亡者の集う家の哀しき顛末を、絶品の弁当屋の店主は夏場に休業する理由を、そして山陰の小藩の元江戸家老は寒村に潜む鬼の秘密を語る。聞き役に従兄の富次郎も加わり、怪異を聞き積んでいく中でおちかにも新たな出逢いと別れがあり――

【書誌情報】
発売日:2019年6月14日/定価:1,056円(本体960円+税)/頁数:672頁/ISBN:9784041077610
作品情報ページ:https://www.kadokawa.co.jp/product/321809000173/

◆シリーズ第5弾『あやかし草紙 三島屋変調百物語伍之続』 ★電子書籍も配信中


【あらすじ】
聞き手おちかの卒業でむかえる、第一期完結編!
江戸は神田の筋違御門先にある袋物屋の三島屋で、風変わりな百物語を続けるおちか。塩断ちが元凶で行き逢い神を呼び込んでしまい、家族が次々と不幸に見舞われる「開けずの間」。 亡者を起こすという“もんも声”を持った女中が、大名家のもの言わぬ姫の付き人になってその理由を突き止める「だんまり姫」。屋敷の奥に封じられた面の監視役として雇われた女中の告白「面の家」。百両という破格で写本を請け負った男の数奇な運命が語られる表題作に、三島屋の長男・伊一郎が幼い頃に遭遇した椿事「金目の猫」を加えた選りぬき珠玉の全五篇。人の弱さ苦しさに寄り添い、心の澱を浄め流す極上の物語、シリーズ第一期完結篇!

【書誌情報】
発売日:2020年6月12日/定価:1,056円(本体960円+税)/頁数:656頁/ISBN:9784041089811
作品情報ページ:https://www.kadokawa.co.jp/product/321909000206/

◆シリーズ第6弾『黒武御神火御殿 三島屋変調百物語六之続』


【あらすじ】
宮部みゆきのライフワーク、語り手を新たに新章スタート!
文字は怖いものだよ。遊びに使っちゃいけない――。江戸は神田にある袋物屋〈三島屋〉は、一風変わった百物語を続けている。これまで聞き手を務めてきた主人の姪“おちか”の嫁入りによって、役目は甘い物好きの次男・富次郎に引き継がれた。
三島屋に持ち込まれた謎めいた半天をきっかけに語られたのは、人々を吸い寄せる怪しい屋敷の話だった。
読む者の心をとらえて放さない、宮部みゆき流江戸怪談、新章スタート。

【書誌情報】
発売日:2022年6月10日/定価:1,100円(本体1,000円+税)/頁数:626頁/ISBN:9784041120583
作品情報ページ:https://www.kadokawa.co.jp/product/322108000236/

◆シリーズ第7弾『魂手形 三島屋変調百物語七之続』


【あらすじ】
一生に一度きりの「物語り」をつづけましょう。
百物語なんかしていると、この世の業を集めますよ――。江戸は神田の袋物屋・三島屋では、風変わりな百物語が続けられている。語り手一人に、聞き手も一人。主人の次男・富次郎が聞いた話はけっして外には漏らさない。少年時代を木賃宿で過ごした老人が三島屋を訪れた。迷える魂の水先案内を務める不思議な水夫に出会ったことがあるという――。三島屋に嬉しい報せも舞い込み、ますます目が離せない宮部みゆき流の江戸怪談。

【書誌情報】
発売日:2023年6月13日/定価:814円(本体740円+税)/頁数:336頁/ISBN:9784041134719
作品情報ページ:https://www.kadokawa.co.jp/product/322211000496/

◆電子書籍「三島屋変調百物語 おちか編」5冊合本版


●収録作品:『おそろし 三島屋変調百物語事始』『あんじゅう 三島屋変調百物語事続』『泣き童子 三島屋変調百物語参之続』『三鬼 三島屋変調百物語四之続』『あやかし草紙 三島屋変調百物語伍之続』
●配信開始日:2020年6月12日
●特典:合本版には宮部みゆき氏による電子書籍版限定のあとがきと、単行本時のイラストが特別収録されています。
●作品情報ページ:https://www.kadokawa.co.jp/product/322003000362/



著者プロフィール

宮部みゆき(みやべ みゆき)
1960 年東京都生まれ。87 年「我らが隣人の犯罪」でオール讀物推理小説新人賞を受賞し、デビュー。92 年『龍は眠る』で日本推理作家協会賞長編部門、同年『本所深川ふしぎ草紙』で吉川英治文学新人賞、93 年『火車』で山本周五郎賞、97年『蒲生邸事件』で日本SF大賞、99 年『理由』で直木賞、2001年『模倣犯』で毎日出版文化賞特別賞、02年に同書で司馬遼太郎賞、07年『名もなき毒』で吉川英治文学賞、08年英訳版『BRAVE STORY』でthe Batchelder Award、22年菊池寛賞を受賞。他の著書に「三島屋変調百物語」シリーズ、『今夜は眠れない』『夢にも思わない』『過ぎ去りし王国の城』『さよならの儀式』『この世の春』『きたきた捕物帖』などがある。