グラスホッパー

映画化作品

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2007年06月23日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
352
ISBN:
9784043849017

映画化作品

グラスホッパー

  • 著者 伊坂 幸太郎
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2007年06月23日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
352
ISBN:
9784043849017

伊坂幸太郎史上、最大の問題作にして最強傑作!

『マリアビートル』『AX アックス』に連なる<殺し屋シリーズ>の原点!

「復讐を横取りされた。嘘?」元教師の鈴木は、妻を殺した男が車に轢かれる瞬間を目撃する。
どうやら「押し屋」と呼ばれる殺し屋の仕業らしい。
鈴木は正体を探るため、彼の後を追う。
一方、自殺専門の殺し屋「鯨」、ナイフ使いの天才「蝉」も「押し屋」を追い始める。
それぞれの思惑のもとに──。
「鈴木」「鯨」「蝉」、三人の思いが交錯するとき、物語は唸りをあげて動き出す。
疾走感溢れる筆致で綴られた、分類不能の「殺し屋」小説!
『マリアビートル』『AX アックス』に連なる<殺し屋シリーズ>の原点!

「復讐を横取りされた。嘘?」元教師の鈴木は、妻を殺した男が車に轢かれる瞬間を目撃する。
どうやら「押し屋」と呼ばれる殺し屋の仕業らしい。
鈴木は正体を探るため、彼の後を追う。
一方、自殺専門の殺し屋「鯨」、ナイフ使いの天才「蝉」も「押し屋」を追い始める。
それぞれの思惑のもとに──。
「鈴木」「鯨」「蝉」、三人の思いが交錯するとき、物語は唸りをあげて動き出す。
疾走感溢れる筆致で綴られた、分類不能の「殺し屋」小説!

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

登場人物

「グラスホッパー」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 鈴木、鯨、蝉の三人の人物の視点から語られるという独特の手法をとるが、小説を統括するのは鈴木だ。小説の冒頭近くと末尾に、この物語の全体が鈴木の妄想である可能性を示唆してもいる。それは、この物語が善悪とい 鈴木、鯨、蝉の三人の人物の視点から語られるという独特の手法をとるが、小説を統括するのは鈴木だ。小説の冒頭近くと末尾に、この物語の全体が鈴木の妄想である可能性を示唆してもいる。それは、この物語が善悪といった倫理規範を無視した暴力を描くことの、あるいは免罪符でもあるのだが。鯨、蝉、槿、鈴木の繰り出す暴力はそれぞれ質を異にする。もっとも鈴木のそれは極めて消極的であり、また彼は被害者でも加害者でもあるのだが。伊坂が理不尽なこの世に生まれ落ちた我々(作家自身も踏めて)に向ける視点は、明るいニヒリズムに他ならない。 …続きを読む
    ヴェネツィア
    2018年02月23日
    1649人がナイス!しています
  • 殺し屋業界(?!)の話。著者のスタイルらしく相変わらず面白いです。特に、槿一家のことについては一本取られました(これだから著者の作品は止められません)。エンディングの「回送列車はまだ通過している」の解 殺し屋業界(?!)の話。著者のスタイルらしく相変わらず面白いです。特に、槿一家のことについては一本取られました(これだから著者の作品は止められません)。エンディングの「回送列車はまだ通過している」の解釈については気になりまくったのですが、”答え”が出そうにないので(出す必要もないと途中で思うに至りました)、ああだこうだといろいろと妄想を楽しむことにしました。 …続きを読む
    ehirano1
    2016年07月16日
    1483人がナイス!しています
  • ⭐️⭐️⭐️図書館本。前半の関連性が解らないうちは、余りに殺しが多くてちょっと食傷気味でした。中盤以降関連性が見えてくると俄然読み進めるペースが上がるお話でした。3人の殺し屋が群集相のバッタが恰も共食いをす ⭐️⭐️⭐️図書館本。前半の関連性が解らないうちは、余りに殺しが多くてちょっと食傷気味でした。中盤以降関連性が見えてくると俄然読み進めるペースが上がるお話でした。3人の殺し屋が群集相のバッタが恰も共食いをする様に収斂して行くことでようやく本書の題名設定に合点がいきました。面白いけどこの手の作品は時々読むのが僕には頃合いかなと思えました。 …続きを読む
    HIRO1970
    2015年03月05日
    1401人がナイス!しています

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著者紹介

伊坂 幸太郎(いさか・こうたろう)

1971年千葉県生まれ。
東北大学法学部卒業。2000年『オーデュボンの祈り』で第5回新潮ミステリー倶楽部賞を受賞しデビュー。『アヒルと鴨のコインロッカー』で第25回吉川英治文学新人賞、短編「死神の精度」で第57回日本推理作家協会賞を受賞。08年『ゴールデンスランバー』で第21回山本周五郎賞、第5回本屋大賞を受賞。

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