断章のグリムXIIしあわせな王子・上

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2010年05月10日
判型:
A6判
商品形態:
文庫
ページ数:
296
ISBN:
9784048685412
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断章のグリムXIIしあわせな王子・上

  • 著者 甲田 学人
  • イラスト 三日月 かける
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2010年05月10日
判型:
A6判
商品形態:
文庫
ページ数:
296
ISBN:
9784048685412

死んだはずの者がその先に待っているものは──。

 蒼衣が深い傷を抱えた一週間後。処分しそこなった〈泡禍〉被害者を探すため、瀧修司と可南子の工房を訪れた蒼衣たち。だが、可南子に対して雪乃は恐怖を感じずにはいられない。雪乃は“生き返り”という概念に疑問が隠せず、そして──。  蒼衣が深い傷を抱えた一週間後。処分しそこなった〈泡禍〉被害者を探すため、瀧修司と可南子の工房を訪れた蒼衣たち。だが、可南子に対して雪乃は恐怖を感じずにはいられない。雪乃は“生き返り”という概念に疑問が隠せず、そして──。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

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「断章のグリムXIIしあわせな王子・上」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 人魚姫編がグロテスクなら、しあわせの王子編はスプラッタとして双璧を為すと思いました。改めて「しあわせの王子」を読むと王子の身勝手さに気づきますね。彼の心が砕けたのは一番、自分を愛してくれた燕に残酷なこ 人魚姫編がグロテスクなら、しあわせの王子編はスプラッタとして双璧を為すと思いました。改めて「しあわせの王子」を読むと王子の身勝手さに気づきますね。彼の心が砕けたのは一番、自分を愛してくれた燕に残酷なことをしてしまった事に漸く、気づいたからだろうか。亮介が安奈の心臓と頭部を持って逃亡する時に「正気になった」という記述にゾワっとした。しかもその根底にあるのは「自分は他の男達と違って彼女の心と生き様を愛したからこそ、どんな姿になっても愛する事ができる」という一種の驕りがあるのがまた…。 …続きを読む
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