かたばみ

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2026年06月16日
判型:
文庫判
ページ数:
640
ISBN:
9784041171424
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かたばみ

  • 著者 木内 昇
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2026年06月16日
判型:
文庫判
ページ数:
640
ISBN:
9784041171424

感動という言葉では足りない、必読の家族小説

祝 2025年度4冠達成!感動を超えた傑作、文庫化
「いつでも帰ってこい、おまえの家はここだけなんだぞ」
血のつながらない親子を描く、笑いと涙の家族小説


太平洋戦争直前、日本女子体育専門学校で槍投げ選手として活躍していた山岡悌子は、引退して国民学校の代用教員となった。西東京の小金井で教師生活を始めた悌子は、幼馴染みで早稲田大学野球部のエース神代清一と結婚するつもりでいたが恋に破れ、下宿先の家族に見守られながら生徒と向き合っていく。やがて、女性の生き方もままならない戦後の混乱と高度成長期の中、ある事情で家族を持った悌子の行く末は……。

祝 2025年度4冠達成!感動を超えた傑作、文庫化
「いつでも帰ってこい、おまえの家はここだけなんだぞ」
血のつながらない親子を描く、笑いと涙の家族小説


太平洋戦争直前、日本女子体育専門学校で槍投げ選手として活躍していた山岡悌子は、引退して国民学校の代用教員となった。西東京の小金井で教師生活を始めた悌子は、幼馴染みで早稲田大学野球部のエース神代清一と結婚するつもりでいたが恋に破れ、下宿先の家族に見守られながら生徒と向き合っていく。やがて、女性の生き方もままならない戦後の混乱と高度成長期の中、ある事情で家族を持った悌子の行く末は……。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

もくじ

目 次
第一章 焼け野の雉(きぎす)
第二章 似合い似合いの釜の蓋
第三章 瓜の蔓に茄子
 解 説 山中由貴

「かたばみ」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 文庫で再読。幼馴染で早稲田野球部のエースだった男性が戦争で亡くなり、その子供を家族として育てる話だが、悌子、権蔵夫婦だけでなく富枝に、朝子家族の茂樹、智栄、茂生、ケイなどの面々の発する言葉が優しい。特 文庫で再読。幼馴染で早稲田野球部のエースだった男性が戦争で亡くなり、その子供を家族として育てる話だが、悌子、権蔵夫婦だけでなく富枝に、朝子家族の茂樹、智栄、茂生、ケイなどの面々の発する言葉が優しい。特にいつも嫌味なことばかり言っているケイが要所で発する言葉が響く。かたばみの花言葉もまた良かった。【2026年角川文庫夏フェア 既読44冊】 …続きを読む
    ぼっちゃん
    2026年07月02日
    51人がナイス!しています
  • 何だろう、この温かくて幸せな気持ちは…。戦中・戦後の厳しい時代に、愚直に生きる市井の人々の姿、家族というものの強さを描いた物語。悌子が教員として生徒たちに真っ直ぐ向き合う姿、そして家族を得た時に思い悩 何だろう、この温かくて幸せな気持ちは…。戦中・戦後の厳しい時代に、愚直に生きる市井の人々の姿、家族というものの強さを描いた物語。悌子が教員として生徒たちに真っ直ぐ向き合う姿、そして家族を得た時に思い悩みながらも逃げることなく立ち向かって行く姿。不器用で時々突拍子も無いことをしでかす悌子ですがついつい応援したくなる。権蔵が次第に頼もしくなって行くさまも良いなぁ。そして何と言っても清太の成長が嬉しい。草木に疎く初めて知ったかたばみの花。物語の登場人物の様に地味ながら精一杯の輝きを放つ花の美しさを感じました。 …続きを読む
    piro
    2026年07月28日
    34人がナイス!しています
  • 読む者の心に強く残る【母の優しさ】。日々を懸命に生きる人々の細やかな描写と名人の落語を思わせる諧謔に満ちた語り口。現代最高の作家、木内昇の新たなる宝石。血のつながりなどなくとも日々の営みのなかで結ばれ 読む者の心に強く残る【母の優しさ】。日々を懸命に生きる人々の細やかな描写と名人の落語を思わせる諧謔に満ちた語り口。現代最高の作家、木内昇の新たなる宝石。血のつながりなどなくとも日々の営みのなかで結ばれる絆の尊さをこれほど美しく描かれた時、戦争という暴力の卑小さは否応なく露呈する。命を、夢を、笑顔をこれほど無造作に奪うものが「正義」であり得るのか。教条的でない。それゆえ胸に深く刺さる、静かなる抗議。慟哭ではなく、日常の継続そのものを抵抗の形として提示する事で、木内昇は決定的な【令和の反戦文学】を打ち立てた。 …続きを読む
    カノープス
    2026年08月02日
    4人がナイス!しています

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