かたばみ

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2023年08月04日
判型:
四六変形判
商品形態:
単行本
ページ数:
560
ISBN:
9784041122532

かたばみ

  • 著者 木内 昇
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2023年08月04日
判型:
四六変形判
商品形態:
単行本
ページ数:
560
ISBN:
9784041122532

2023年、必読の家族小説

「家族に挫折したら、どうすればいいんですか?」
太平洋戦争直前、故郷の岐阜から上京し、日本女子体育専門学校で槍投げ選手として活躍していた山岡悌子は、肩を壊したのをきっかけに引退し、国民学校の代用教員となった。西東京の小金井で教師生活を始めた悌子は、幼馴染みで早稲田大学野球部のエース神代清一と結婚するつもりでいたが、恋に破れ、下宿先の家族に見守られながら生徒と向き合っていく。やがて、女性の生き方もままならない戦後の混乱と高度成長期の中、よんどころない事情で家族を持った悌子の行く末は……。

新聞連載時から大反響! 感動という言葉では足りない、2023年を代表する傑作の誕生


「気がつくと頭の中で物語が映像化されている。登場人物たちと共に生活を営んでいるように思えてくる。見事な描写力である。「血縁が家族を作るのではない。人間は善なのだ」……作者のそんなつぶやきが聞こえてきそうな、心温まる傑作」 ――作家・小池真理子

「家族に挫折したら、どうすればいいんですか?」
太平洋戦争直前、故郷の岐阜から上京し、日本女子体育専門学校で槍投げ選手として活躍していた山岡悌子は、肩を壊したのをきっかけに引退し、国民学校の代用教員となった。西東京の小金井で教師生活を始めた悌子は、幼馴染みで早稲田大学野球部のエース神代清一と結婚するつもりでいたが、恋に破れ、下宿先の家族に見守られながら生徒と向き合っていく。やがて、女性の生き方もままならない戦後の混乱と高度成長期の中、よんどころない事情で家族を持った悌子の行く末は……。

新聞連載時から大反響! 感動という言葉では足りない、2023年を代表する傑作の誕生


「気がつくと頭の中で物語が映像化されている。登場人物たちと共に生活を営んでいるように思えてくる。見事な描写力である。「血縁が家族を作るのではない。人間は善なのだ」……作者のそんなつぶやきが聞こえてきそうな、心温まる傑作」 ――作家・小池真理子

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

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【2023年12月05日】2023年が終わる前に、絶対に読んでおきたい小説6選【2023年KADOKAWA文芸書話題作まとめ】


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【2023年08月04日】2023年、必読の家族小説――木内 昇『かたばみ』レビュー【評者:仲野 徹】

「かたばみ」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 木内 昇は、新作中心に読んでいる作家です。 本書は、戦前戦後の女性教員大河野球小説、感動作でした。 今年のBEST20候補作です。 主人公の山岡悌子は、日本女子代表選手 やり投 北口 榛花のイメージで読みました。 木内 昇は、新作中心に読んでいる作家です。 本書は、戦前戦後の女性教員大河野球小説、感動作でした。 今年のBEST20候補作です。 主人公の山岡悌子は、日本女子代表選手 やり投 北口 榛花のイメージで読みました。 夏の甲子園の決勝戦の日に読めて幸せです。 https://www.kadokawa.co.jp/product/322110000639/ …続きを読む
    starbro
    2023年08月23日
    344人がナイス!しています
  • 新聞連載が終わった時から書籍化されるのを待ち望んでいた。とても素晴らしい物語で体が震えるほど感動した。話は前半と後半で分かれ。前半部は主人公の山岡悌子が国民学校の代用教員として勤める日を目前にした所か 新聞連載が終わった時から書籍化されるのを待ち望んでいた。とても素晴らしい物語で体が震えるほど感動した。話は前半と後半で分かれ。前半部は主人公の山岡悌子が国民学校の代用教員として勤める日を目前にした所から始まる。時は戦中戦後の混乱期。悌子が強く生きていく姿が描かれている。後半は幼馴染みの忘れ形見を養子にして実の子として育てていく流れが中心になっていく。ここでは一つの家族の形態が核になっている。暗く貧しい時代だが、木内さんは全体を通し明るく描いている。本当に上手い。木内作品にまた好きな一冊が加わった。 …続きを読む
    のぶ
    2023年08月19日
    255人がナイス!しています
  • 嗚呼、好い作品を読んだ。何度も何度も涙してこの家族と、取り巻く人々に私の気持ちが同化していた。後半の六助の言葉が私の心に刺さって・・「拭いきれない悩みもその状況も人は慣れていく。一番の親友みたいになっ 嗚呼、好い作品を読んだ。何度も何度も涙してこの家族と、取り巻く人々に私の気持ちが同化していた。後半の六助の言葉が私の心に刺さって・・「拭いきれない悩みもその状況も人は慣れていく。一番の親友みたいになっていくもんだ。それを含めてその人間が出来上がって、いい味が出る」腑に落ちるって言うか、この先も生きて行けそうなそんな言葉が沁みた。そして、子から受け継ぐ思いもあるのだ。あゝ、今も昂った感情が私を泣かせる。新聞掲載作品ですが、もっともっと沢山の方に読んでいただきたい。お薦めです。 …続きを読む
    いつでも母さん
    2023年10月15日
    241人がナイス!しています

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