邪宗館の惨劇

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2022年09月21日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
384
ISBN:
9784041128107
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邪宗館の惨劇

  • 著者 阿泉 来堂
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2022年09月21日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
384
ISBN:
9784041128107

ホラー作家・那々木悠志郎、最大の危機!ループから抜け出せるのか!?

 一年前の火災事故で親友を失った天田耕平は、恋人と共に慰霊祭へと向かう途中にバスが事故を起こし、山道で立ち往生してしまう。
 雨風をしのぐため他の乗客らと共に近くの廃墟へと避難するが、そこはかつてある宗教団体の信者が集団死したといういわくつきの建物だった。
その夜、乗客たちが次々に殺害される事件が発生。建物からの脱出を試みた耕平は、恐ろしい姿をした怪物に遭遇し意識を失う。
 目を覚ました時、耕平は事故を起こしたはずのバスに乗っていた。その後、まったく同じ流れで繰り返される殺人事件を体験し、耕平は自分がこの夜を『繰り返している』ことに気づく。
「俺は、タイムループに陥ってしまったのか……」
 何度『繰り返し』を経験しても誰も救えず、『繰り返し』からの脱出もできない耕平の前に現れたのは、怪異譚蒐集のため、この地を訪れたホラー作家、那々木悠志郎であった。



 一年前の火災事故で親友を失った天田耕平は、恋人と共に慰霊祭へと向かう途中にバスが事故を起こし、山道で立ち往生してしまう。
 雨風をしのぐため他の乗客らと共に近くの廃墟へと避難するが、そこはかつてある宗教団体の信者が集団死したといういわくつきの建物だった。
その夜、乗客たちが次々に殺害される事件が発生。建物からの脱出を試みた耕平は、恐ろしい姿をした怪物に遭遇し意識を失う。
 目を覚ました時、耕平は事故を起こしたはずのバスに乗っていた。その後、まったく同じ流れで繰り返される殺人事件を体験し、耕平は自分がこの夜を『繰り返している』ことに気づく。
「俺は、タイムループに陥ってしまったのか……」
 何度『繰り返し』を経験しても誰も救えず、『繰り返し』からの脱出もできない耕平の前に現れたのは、怪異譚蒐集のため、この地を訪れたホラー作家、那々木悠志郎であった。



※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

もくじ

目 次
プロローグ
第一章
第二章
第三章
第四章
第五章
第六章
エピローグ

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「邪宗館の惨劇」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • シリーズ4の一冊。今作はカルト宗教の廃墟施設での惨殺事件。かなりのホラー感。しかも親友を失った青年が体験する、繰り返しというループホラー。トラウマのような過去を繰り返すことほどつらいものはない。せつな シリーズ4の一冊。今作はカルト宗教の廃墟施設での惨殺事件。かなりのホラー感。しかも親友を失った青年が体験する、繰り返しというループホラー。トラウマのような過去を繰り返すことほどつらいものはない。せつなさと気の毒感と絶望感のループの中に現れた救世主のような那々木たち。次第に明かされるこの怪異の謎、結局いつも通り目が離せない展開に。繰り返す世界を終わらせる鍵はどこにあるのか…冷静沈着な那々木の考察、胸を打つせつなさと読み応えあり。そしてシリーズお約束のポイントも。でも嫌な予感、これがずっと絡んでくるのかな。 …続きを読む
    ちょろこ
    2022年12月12日
    129人がナイス!しています
  • 4回ものループすら飽きずに読ませる筆力(ループ回数はもっと続く)。そしてループ毎に挟まれる闖入者や微妙な変化が伏線に。計算されてるなぁ。那々木さんの登場をいまかいまかと待ち望んでいると、なんとオマケに(笑 4回ものループすら飽きずに読ませる筆力(ループ回数はもっと続く)。そしてループ毎に挟まれる闖入者や微妙な変化が伏線に。計算されてるなぁ。那々木さんの登場をいまかいまかと待ち望んでいると、なんとオマケに(笑)裏辺刑事まで巻き込まれてるし!大量惨殺事件があった宗教施設の不気味な造形、不穏な空気、謎のスラッシャー。怖さは低めながら、足掻き続けた天田くんの絶望感と諦めない意志に引っ張られて読了。よく頑張ったね、天田くん。そして、那々木の前に(バチカン奇跡の)ジュリアーノ神父みたいな奴が姿を現した・・・。 …続きを読む
    眠る山猫屋
    2022年11月06日
    76人がナイス!しています
  • 事故に合い洋館に避難した主人公一行。そこで一人一人と殺されていき、さらに主人公も殺されるのだが…。タイムリープを扱った作品は数多いのだが、それをホラーミステリでするとまた違った趣が感じられるな。繰り返 事故に合い洋館に避難した主人公一行。そこで一人一人と殺されていき、さらに主人公も殺されるのだが…。タイムリープを扱った作品は数多いのだが、それをホラーミステリでするとまた違った趣が感じられるな。繰り返しの内容が少しずつ変わってくるのもそれらしいし。眼目は犯人探しではなく何故繰り返すのかという方に重点が置かれているが、こちらは探偵が登場するとあっさり予想が出来る仕掛けに。読者がわかる様に手掛かりを散りばめるその手腕はやはり大したもの。シリーズを通じての黒幕めいたものも登場し、続きが気になる一冊でした。 …続きを読む
    HANA
    2023年11月13日
    69人がナイス!しています

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