東京百景 電子版

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発売日:
2020年06月12日
商品形態:
電子書籍

東京百景

  • 著者 又吉 直樹
発売日:
2020年06月12日
商品形態:
電子書籍

振り返れば大切だったと思える、「ドブの底を這うような」青春の日々の記憶

死にたくなるほど苦しい夜には、これは次に楽しいことがある時までの
フリなのだと信じるようにしている。のどが渇いてる時の方が、水は美味い。
忙しい時の方が、休日が嬉しい。苦しい人生の方が、たとえ一瞬だとしても、
誰よりも重みのある幸福を感受できると信じている。
その瞬間が来るのは明日かもしれないし、死ぬ間際かもしれない。
その瞬間を逃さないために生きようと思う(九十九「昔のノート」より)

芥川賞受賞作『火花』、話題の映画の原作小説『劇場』の
元となるエピソードを含む100篇のエッセイからなる又吉文学の原点的作品
『東京百景』が7年の時を超えて、待望の文庫化。
18歳で芸人になることを夢見て東京に上京し、自分の拙さを思い知らされ、
傷つき、苦しみ、後悔し、ささやかな幸福に微笑んだ青春の軌跡。
東京で夢を抱える人たちに、そして東京で夢破れ去っていく全ての人たちに
装丁を一新し、百一景と言うべき加筆を行い、新しい生命を吹き込んで届けます。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

メディアミックス情報

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「東京百景」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 「ドブの底を這うような日々を送っていた」伝わってくる文章。人間・又吉直樹が素直な気持ちを内向的で不器用な為に苦労した東京の記憶と共に描いている。ギャグやSF。詩もあり、切なくて寂しいような優しい文章が 「ドブの底を這うような日々を送っていた」伝わってくる文章。人間・又吉直樹が素直な気持ちを内向的で不器用な為に苦労した東京の記憶と共に描いている。ギャグやSF。詩もあり、切なくて寂しいような優しい文章が全体を包み込む。特に好きなのは「池尻大橋の小さな部屋」。あまりにも不器用な「僕」と「キミ」の関係。文庫版の刊行にあたり加筆された相方・綾部への文章も愛情を感じる。「東京は果てしなく残酷で時折楽しく稀に優しい。ただその気まぐれな優しさが途方もなく深いから嫌いになれない」。読者それぞれに「東京百景」があると感じた …続きを読む
    タカユキ
    2020年05月31日
    112人がナイス!しています
  • 又吉直樹さんが上京してからの10年間を振り返ったエッセイ集。タイトルは太宰治の短編「東京八景」から来ている。養成所時代の売れない頃から小説を書きだすまで。少しづつ売れていくまでの心境がつづられている。 又吉直樹さんが上京してからの10年間を振り返ったエッセイ集。タイトルは太宰治の短編「東京八景」から来ている。養成所時代の売れない頃から小説を書きだすまで。少しづつ売れていくまでの心境がつづられている。又吉さんの木訥した語り口のように文章も飾り気がなく誠実だ。とてもまじめな人だと思う。文庫版のために書き下ろされた相方綾部さんのことを書いたエッセイがよかった。【カドフェス2020】 …続きを読む
    ゴンゾウ
    2021年03月08日
    108人がナイス!しています
  • 又吉さんの文庫新刊。芸人を志し上京してからの遍歴・思い出を東京の随所の情景と共に語る私小説群。夢の実現を目指しつつも、故郷から離れた大都会で生きる若者の不安等の様々な感情が綴られていますが、随所に記憶 又吉さんの文庫新刊。芸人を志し上京してからの遍歴・思い出を東京の随所の情景と共に語る私小説群。夢の実現を目指しつつも、故郷から離れた大都会で生きる若者の不安等の様々な感情が綴られていますが、随所に記憶に残る言葉が散りばめられ素敵な文章だと感じました。やはりNo.76「池尻大橋の小さな部屋」が、想いを吐き出している感じで良いです。また綾部さんの登場機会が僅かなのは不自然に感じていたのですが納得。二人の絆がどういうものか窺いしれます。綾部さんと西加奈子さんとの出会いが又吉さんを形成したのかな。心に沁みる一冊。 …続きを読む
    ponpon
    2020年06月29日
    70人がナイス!しています

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