- 著者 又吉 直樹
- 定価: 円(本体 円+税)
- 発売日:
- 2020年04月10日
- 判型:
- 文庫判
- 商品形態:
- 文庫
- ページ数:
- 304
- ISBN:
- 9784048967709
東京百景
- 著者 又吉 直樹
- 定価: 円(本体 円+税)
- 発売日:
- 2020年04月10日
- 判型:
- 文庫判
- 商品形態:
- 文庫
- ページ数:
- 304
- ISBN:
- 9784048967709
振り返れば大切だったと思える、「ドブの底を這うような」青春の日々の記憶
死にたくなるほど苦しい夜には、これは次に楽しいことがある時までの
フリなのだと信じるようにしている。のどが渇いてる時の方が、水は美味い。
忙しい時の方が、休日が嬉しい。苦しい人生の方が、たとえ一瞬だとしても、
誰よりも重みのある幸福を感受できると信じている。
その瞬間が来るのは明日かもしれないし、死ぬ間際かもしれない。
その瞬間を逃さないために生きようと思う(九十九「昔のノート」より)
芥川賞受賞作『火花』、4月公開の話題の映画の原作小説『劇場』の
元となるエピソードを含む100篇のエッセイからなる又吉文学の原点的作品
『東京百景』が7年の時を超えて、待望の文庫化。
18歳で芸人になることを夢見て東京に上京し、自分の拙さを思い知らされ、
傷つき、苦しみ、後悔し、ささやかな幸福に微笑んだ青春の軌跡。
東京で夢を抱える人たちに、そして東京で夢破れ去っていく全ての人たちに
装丁を一新し、百一景と言うべき加筆を行い、新しい生命を吹き込んで届けます。
フリなのだと信じるようにしている。のどが渇いてる時の方が、水は美味い。
忙しい時の方が、休日が嬉しい。苦しい人生の方が、たとえ一瞬だとしても、
誰よりも重みのある幸福を感受できると信じている。
その瞬間が来るのは明日かもしれないし、死ぬ間際かもしれない。
その瞬間を逃さないために生きようと思う(九十九「昔のノート」より)
芥川賞受賞作『火花』、4月公開の話題の映画の原作小説『劇場』の
元となるエピソードを含む100篇のエッセイからなる又吉文学の原点的作品
『東京百景』が7年の時を超えて、待望の文庫化。
18歳で芸人になることを夢見て東京に上京し、自分の拙さを思い知らされ、
傷つき、苦しみ、後悔し、ささやかな幸福に微笑んだ青春の軌跡。
東京で夢を抱える人たちに、そして東京で夢破れ去っていく全ての人たちに
装丁を一新し、百一景と言うべき加筆を行い、新しい生命を吹き込んで届けます。
トピックス
メディアミックス情報
NEWS
「東京百景」感想・レビュー
-
「ドブの底を這うような日々を送っていた」伝わってくる文章。人間・又吉直樹が素直な気持ちを内向的で不器用な為に苦労した東京の記憶と共に描いている。ギャグやSF。詩もあり、切なくて寂しいような優しい文章が …続きを読む2020年05月31日102人がナイス!しています
-
又吉さんが上京してからの日々を百景として描く。どこの場所もよく知っており見る人の置かれた環境や時間軸で感じる風景が多様である事を感じた。三鷹のアパートが太宰治の住居跡であった所は、又吉さんが執筆家とな …続きを読む2020年09月10日85人がナイス!しています
-
又吉さんの文庫新刊。芸人を志し上京してからの遍歴・思い出を東京の随所の情景と共に語る私小説群。夢の実現を目指しつつも、故郷から離れた大都会で生きる若者の不安等の様々な感情が綴られていますが、随所に記憶 …続きを読む2020年06月29日51人がナイス!しています