髪結百花

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2022年03月23日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
272
ISBN:
9784041094280
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髪結百花

  • 著者 泉 ゆたか
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2022年03月23日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
272
ISBN:
9784041094280

W受賞作! 吉原を舞台に、女の人生模様を情感豊かに謳いあげる時代小説。

ここまで優れた作品を上梓した作者を、ただただ絶賛したい――。――書評家・細谷正充
"理不尽"と闘う2人の女意気に、思わず胸が熱くなる! ――書評家・吉田伸子

吉原遊郭を舞台に、女の生き様を描いた人生賛歌。
遊女に夫を寝取られ離縁したばかりの梅は、生家に戻って髪結いの母の手伝いを始める。
心の傷から、吉原で働く女たちと距離を置いていたが、当代一の美しさを誇る花魁の紀ノ川や、
寒村から売られてきた禿のタネと出会い、少しずつ生気を取り戻していった。
そんな中、紀ノ川の妊娠が発覚し――。
男と女の深い溝、母娘の複雑な関係、吉原で生きざるを得ない女たちのやるせなさ。
絶望の中でも逞しく生きていこうとする女たちを濃密に描く。

第1回日本歴史時代作家協会賞新人賞、第2回細谷正充賞受賞作。
ここまで優れた作品を上梓した作者を、ただただ絶賛したい――。――書評家・細谷正充
"理不尽"と闘う2人の女意気に、思わず胸が熱くなる! ――書評家・吉田伸子

吉原遊郭を舞台に、女の生き様を描いた人生賛歌。
遊女に夫を寝取られ離縁したばかりの梅は、生家に戻って髪結いの母の手伝いを始める。
心の傷から、吉原で働く女たちと距離を置いていたが、当代一の美しさを誇る花魁の紀ノ川や、
寒村から売られてきた禿のタネと出会い、少しずつ生気を取り戻していった。
そんな中、紀ノ川の妊娠が発覚し――。
男と女の深い溝、母娘の複雑な関係、吉原で生きざるを得ない女たちのやるせなさ。
絶望の中でも逞しく生きていこうとする女たちを濃密に描く。

第1回日本歴史時代作家協会賞新人賞、第2回細谷正充賞受賞作。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

もくじ

目 次
第一章 かむろ
第二章 しゃぐま
第三章 灯籠鬢
第四章 銀杏返し
第五章 文金高島田
解説 吉田伸子

「髪結百花」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 遊女に夫を寝取られ、その後離縁し実家にて母の手伝いで髪結いをすることになった梅。吉原の女を避けるぐらいには心に傷を負ったようだが、口うるさく厳しい母の元で髪結いとして成長していく。吉原とは完全には縁も 遊女に夫を寝取られ、その後離縁し実家にて母の手伝いで髪結いをすることになった梅。吉原の女を避けるぐらいには心に傷を負ったようだが、口うるさく厳しい母の元で髪結いとして成長していく。吉原とは完全には縁も切れないようで、吉原で生きる女達と関わり合いを持つことにより、一人の女性としても成長していく。元夫の龍之介は妻の珠緒を置いて遊びに行くぐらいにはろくでなしだったが、最後のあたりでほんの少しは改心したようで溜飲が下がる思いがした。梅と花魁として生きる紀ノ川の逞しさが光った物語だった。 …続きを読む
    しょう
    2023年05月22日
    51人がナイス!しています
  • 離縁の傷と吉原の哀しみが美しく描かれていました。女性たちの逞しく生きようとする人間模様が刺さります。理不尽なことに対して反発するようにする様子が女性のあり方だったように思えました。 離縁の傷と吉原の哀しみが美しく描かれていました。女性たちの逞しく生きようとする人間模様が刺さります。理不尽なことに対して反発するようにする様子が女性のあり方だったように思えました。
    優希
    2023年09月09日
    47人がナイス!しています
  • 髪結いと吉原の花魁の交流の物語。 気がうつろい、 時がうつろっても、 変わらないのが女の粋。 意地を捨てても、 守るものを間違えないのが女の粋。 髪結いと吉原の花魁の交流の物語。 気がうつろい、 時がうつろっても、 変わらないのが女の粋。 意地を捨てても、 守るものを間違えないのが女の粋。
    イシカミハサミ
    2022年05月28日
    10人がナイス!しています

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