角川ソフィア文庫

しぐさの民俗学

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2016年09月24日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
384
ISBN:
9784044000325
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角川ソフィア文庫

しぐさの民俗学

  • 著者 常光 徹
  • 定価: 円(本体円+税)
発売日:
2016年09月24日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
384
ISBN:
9784044000325

エンガチョ、狐の窓、股のぞき……謎のオマジナイはどこから来た?

「霊柩車に出合ったら親指を隠す」「汚いものに触れたらエンガチョを切る」。呪術的な意味を帯びた「オマジナイ」と呼ばれる身ぶり。息を吸ったり吹いたり、指を組んだり、呪文を唱えたり…人が行う「しぐさ」にまつわる伝承と、その背後に潜んでいる民俗的な意味を考察。伝承のプロセスを明らかにするとともに、そこに表れる日本人の精神性に迫る。身近な暮らしのなかに、新たな発見を見いだしてきた著者の代表作。

もくじ

【目次】
序 俗信と心意  
第一章 息を「吹く」しぐさと「吸う」しぐさ  
1 息を「吹く」しぐさ
  災厄を祓う/妖怪を吹く、妖怪に吹かれる/息と霊魂/ウソブキと風/口笛と蜂
2 息を「吸う」しぐさ   
  漁師とねず鳴き/遊女とねず鳴き
第二章 指を「隠す」しぐさと「弾く」しぐさ  
1 指を「隠す」しぐさ  
  霊柩車に出合ったら親指を隠す/霊柩車に出合うと縁起がよい/狙われる親指/蜘蛛淵伝説の恐怖/親指を隠す理由/親指の連想/指と俗信
2 指を「弾く」しぐさ  
  爪弾きの呪力/いざなぎ流にみる爪弾き
第三章 股のぞきと狐の窓  
1 股のぞきと異界  
  妖怪の本性を見る/未来の吉凶を見る/異国を見る
2 股のぞきと袖のぞき  
  天橋立股のぞき/天橋立袖のぞき
3 狐の窓と怪異現象  
  日当り雨と狐の嫁入り/狐の窓から覗く
4 覗き見る伝承の諸相  
  穴や隙間から覗く/二股の間から覗く/絵巻に描かれたしぐさ
第四章 「後ろ向き」の想像力  
1 妖異と接触する方法  
2 「後ろ向き」と境界  
  辻と後ろ手/葬送習俗と「後ろ向き」/後ろ向き・後ろ手の多様性
3 「振り返るな」の禁忌  
第五章 動物をめぐる呪い 
1 虫の動きを封じるしぐさ  
  穴の蛇を引き抜く法/にが手とまむし指/蜻蛉が目を回す
2 祟りと摂食行為  
  猫を食った話/蛇を食った話
第六章 エンガチョと斜十字  
1 エンガチョと穢れ  
  生首を見る人びと 『平治物語絵巻』から/エンガチョのしぐさと形
2 斜十字の民俗  
  生と死をめぐる伝承/一つ目小僧と目籠/疫病よけと十文字
第七章 クシャミと呪文  
1 ハナヒからクサメへ  
  クサメをめぐる解釈/クシャミの俗信と呪文
2 クシャミの由来譚  
第八章 「一つ」と「二つ」の民俗  
1 一声と二声の俗信  
  モシとモシモシ/一声呼びの禁忌
2 片道と往復の俗信  
  墓場からの帰り道/ハチワレ猫の禁忌
第九章 「同時に同じ」現象をめぐる感覚と論理  
1 同時に同じことを言ったとき  
  ハッピーアイスクリーム/「同時に同じ」が忌まれる理由
2 「同時に同じ」をめぐる民俗  
  箸わたしの禁忌/相孕みと勝ち負け/双子の命名/二度あることは三度ある
終 しぐさと呪い

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「しぐさの民俗学」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • ちょっと難しいけど面白かった。そして、この本の刊行時の大学生と現在の大学生(のごく一部の家の娘)とのジェネレーションギャップも激しい。霊柩車の親指…霊柩車知らないのか?親指隠す?ナニそれウケる?…マジ ちょっと難しいけど面白かった。そして、この本の刊行時の大学生と現在の大学生(のごく一部の家の娘)とのジェネレーションギャップも激しい。霊柩車の親指…霊柩車知らないのか?親指隠す?ナニそれウケる?…マジかぁ…。昔からの因習もこうして新時代になるのか。ハレとかケとかわからなくなるんだろうなぁ。 …続きを読む
    ゆうゆう
    2017年10月03日
    5人がナイス!しています
  • 足掻いたものの途中棄権。常光さんと言えば学校の階段。息、指、双子、ハッピーアイスクリーム。いつかリベンジできれば。 足掻いたものの途中棄権。常光さんと言えば学校の階段。息、指、双子、ハッピーアイスクリーム。いつかリベンジできれば。
    えりぃ
    2018年01月14日
    2人がナイス!しています
  • 本屋でなんとなく目に付いたので読んだ。 しぐさや身体に関する呪術的な伝承をまとめている。 民俗学の本は読んだ事なかったので読むのに疲れた。後半段々慣れてきて面白さが少し分かってきた。 本屋でなんとなく目に付いたので読んだ。 しぐさや身体に関する呪術的な伝承をまとめている。 民俗学の本は読んだ事なかったので読むのに疲れた。後半段々慣れてきて面白さが少し分かってきた。
    ソーニャ
    2018年09月19日
    1人がナイス!しています

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