武士とはなにか 中世の王権を読み解く

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2013年05月25日
判型:
文庫判
ページ数:
240
ISBN:
9784044092054
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武士とはなにか 中世の王権を読み解く

  • 著者 本郷 和人
  • カバーデザイン 高柳 雅人
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2013年05月25日
判型:
文庫判
ページ数:
240
ISBN:
9784044092054

権力の変遷を鮮やかに読み解く、新しい日本中世史

中世は「武士の時代」だった!覇権をかけた武士たちの闘い、そして武家政権としての将軍権力の実態とは?源平争乱から戦国時代を経て、徳川幕府完成まで――。貨幣経済の浸透、海の民の活躍、一神教の衝撃、東西の衝突などの刺激的な視点から、武士が「戦士から統治者としての王」となったプロセスを追う。先入観や従来の教科書的な史観を排し、その時代の「実情」から、権力の変遷を鮮やかに読み解く、新しい日本中世史。 中世は「武士の時代」だった!覇権をかけた武士たちの闘い、そして武家政権としての将軍権力の実態とは?源平争乱から戦国時代を経て、徳川幕府完成まで――。貨幣経済の浸透、海の民の活躍、一神教の衝撃、東西の衝突などの刺激的な視点から、武士が「戦士から統治者としての王」となったプロセスを追う。先入観や従来の教科書的な史観を排し、その時代の「実情」から、権力の変遷を鮮やかに読み解く、新しい日本中世史。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

もくじ

はじめに

第一章 中世の王権
1 権門体制論
2 東国国家論と二つの王権論
3 王権は「自立」する
4 戦国大名というモデル
5 王権は「自律」する

第二章 実情と当為
1 当知行ということ
2 実力主義
3 「上から」と「内から」
4 武家王権の成立

第三章 武門の覇者から為政者へ
1 下文と下知状
2 統治への覚醒
3 直状と奉書
4 王権、第三の定義

第四章 土地と貨幣
1 血か家か
2 貨幣の流入と商品経済の成立
3 「もの」への執心
4 徳政令と鎌倉幕府の自壊

第五章 東と西
1 海の武士団
2 切断と接合
3 一つの王権へ
4 一三九二年、東の切断
5 一六〇〇年、東西の激突

第六章 顕密仏教と新しい仏教
1 鎮護国家
2 顕密体制と朝廷
3 やさしい仏教と統治
4 武家の仏教

第七章 一向宗、一神教、あるいは唯一の王
1 在地領主と農民
2 タテかヨコか
3 一向宗と一神教
4 王権の収斂──中世の終焉

おわりに
あとがき

文庫版 あとがき──これからの私の方向性をめぐって

「武士とはなにか 中世の王権を読み解く」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 易しい内容ではないので、文章がつかみづらく、文字の上を目が滑る状態になってしまった。第4章「土地と貨幣」が面白かった。古典をきちんと読みたい。「吾妻鏡」あたりはもっと若い頃に読んでおくべきだった。 易しい内容ではないので、文章がつかみづらく、文字の上を目が滑る状態になってしまった。第4章「土地と貨幣」が面白かった。古典をきちんと読みたい。「吾妻鏡」あたりはもっと若い頃に読んでおくべきだった。
    佐島楓
    2013年10月11日
    13人がナイス!しています
  • 元のタイトルは『武士から王へ―お上の物語』(2007年)で、「王」となっていく武士の変容について語る。著者はその際前提となる「権門体制論」と「東国国家論」の特徴と限界を説明し、東国国家論を継承して帝紀され 元のタイトルは『武士から王へ―お上の物語』(2007年)で、「王」となっていく武士の変容について語る。著者はその際前提となる「権門体制論」と「東国国家論」の特徴と限界を説明し、東国国家論を継承して帝紀された五味文彦の「二つの王権論」を取る立場に立つ。西の王たる天皇と東の王たる将軍が両立するのだが、著者がもっとも中世的な王権の具体的モデルとして戦国大名を挙げる。他者に頼らず、他のいかなる権威も借りようとしない、「自立」「自律」したあり方である。(続) …続きを読む
    崩紫サロメ
    2026年08月28日
    10人がナイス!しています
  • 中世の王権のあり方について読み解いた本。中世では土地の支配が大きな意味を持つことは知っていたが、それが権力による譲渡ではなく最初は支配の現実が先にあり、その後から根拠を付与するというのは面白い。鎌倉時 中世の王権のあり方について読み解いた本。中世では土地の支配が大きな意味を持つことは知っていたが、それが権力による譲渡ではなく最初は支配の現実が先にあり、その後から根拠を付与するというのは面白い。鎌倉時代ならそうであっても違和感はないし、実際そうだったのではと思われる。また、戦国大名がタテの支配を求めるのに対し、一向宗などの宗教はヨコの関係を強化するから、この二つの勢力は対立するというのもなるほど。あとがきで本郷さんが書かれていたけれど、こういう「なぜそうなるのか」が分かるともっと歴史は面白くなるんだろう。 …続きを読む
    だてこ
    2026年07月26日
    10人がナイス!しています

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