残すべき歌論 二十世紀の短歌論

残すべき歌論 二十世紀の短歌論

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2011年03月22日
判型:
A5判
商品形態:
単行本
ページ数:
584
ISBN:
9784046532268

残すべき歌論 二十世紀の短歌論

  • 著者 篠 弘
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2011年03月22日
判型:
A5判
商品形態:
単行本
ページ数:
584
ISBN:
9784046532268

二十世紀の短歌論を総覧、近現代短歌が歩んできた道程を知る!

伊藤左千夫から高野公彦まで、53人の歌論のエッセンスを取り出し検証。二十世紀を「歌論の世紀」と定義した著者が、引き継ぐべき遺産を明らかにする。短歌史研究の第一人者によるライフワークの集大成。 伊藤左千夫から高野公彦まで、53人の歌論のエッセンスを取り出し検証。二十世紀を「歌論の世紀」と定義した著者が、引き継ぐべき遺産を明らかにする。短歌史研究の第一人者によるライフワークの集大成。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「残すべき歌論 二十世紀の短歌論」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 本書自体残されるべき一書だろう。短歌は不案内なのだが本書のおかげで二十世紀に綺羅星のごとく生まれた歌論を自分の中で少しは整理できたように思う。釈迢空-山本健吉の短歌無内容論、中井英夫の「むなしさの母胎 本書自体残されるべき一書だろう。短歌は不案内なのだが本書のおかげで二十世紀に綺羅星のごとく生まれた歌論を自分の中で少しは整理できたように思う。釈迢空-山本健吉の短歌無内容論、中井英夫の「むなしさの母胎」、佐佐木幸綱の「詩型の強制力」の定型を舞台にたとえる喩などに特に共感した他、斎藤瀏、大熊信行、中山雅吉、岡山巌といった恥ずかしいことにそれまで名前も知らなかった人々の論を見ることができたのも大きな収穫だった。近代の早い時期から現代にも繋がる議論が種々なされており、短歌史の妙味を垣間見ることができたと思う。 …続きを読む
    Cell 44
    2016年01月11日
    2人がナイス!しています

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