名句 歌ごよみ[夏]

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
1999年05月21日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
288
ISBN:
9784043468027
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名句 歌ごよみ[夏]

  • 著者 大岡 信
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
1999年05月21日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
288
ISBN:
9784043468027

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「名句 歌ごよみ[夏]」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 「せつせつと眼まで濡らして髪洗ふ」(野澤節子)そういえば学生時代に野澤さんの句集を読んだ。そのとき気に入った句が本書にも採録されていて嬉しい。「美しき緑走れり夏料理」(星野立子)こういう明るくて素直な 「せつせつと眼まで濡らして髪洗ふ」(野澤節子)そういえば学生時代に野澤さんの句集を読んだ。そのとき気に入った句が本書にも採録されていて嬉しい。「美しき緑走れり夏料理」(星野立子)こういう明るくて素直な句が好きだ。一見簡単なようだがそう簡単には詠めない句だ。「金魚売買へずに囲む子に優し」(吉屋信子)小説家吉屋さんも句歴が長い。虚子の随筆にも時々登場する。 …続きを読む
    双海(ふたみ)
    2020年03月07日
    12人がナイス!しています
  • 「緑蔭や矢を獲ては鳴る白き的」(竹下しづの女)、「乳母車夏の怒濤によこむきに」(橋本多佳子)、「篁の竹のなみたち奥ふかくほのかなる世はありにけるかも」(中村三郎)、「緑蔭に凶器ばかりの鋳掛の荷」(岡本 「緑蔭や矢を獲ては鳴る白き的」(竹下しづの女)、「乳母車夏の怒濤によこむきに」(橋本多佳子)、「篁の竹のなみたち奥ふかくほのかなる世はありにけるかも」(中村三郎)、「緑蔭に凶器ばかりの鋳掛の荷」(岡本眸)、「金亀子(こがねむし)擲つ闇の深さかな」(高浜虚子)、「青葉樹の寂しき秀より秀に飛びし蝉はそのまま鳴かずこもりぬ」(初井しづ枝) …続きを読む
    misui
    2020年08月19日
    2人がナイス!しています
  • 「谺してやまほととぎすほしいまゝ/杉田久女」、素晴らしい句。恥ずかしながら杉田久女という俳人を本書によって知り、句集は現在手に入れ難いようなので、田辺聖子さんによる伝記を早速購入してみました。     「谺してやまほととぎすほしいまゝ/杉田久女」、素晴らしい句。恥ずかしながら杉田久女という俳人を本書によって知り、句集は現在手に入れ難いようなので、田辺聖子さんによる伝記を早速購入してみました。                「しんしんと肺碧きまで海の旅/篠原鳳作」、こちらも素晴らしい句。「肺碧きまで」、こういう表現に私は弱いのです。 …続きを読む
    ダイキ
    2018年05月26日
    1人がナイス!しています

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