女友達

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
1996年12月07日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
449
ISBN:
9784041916025
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女友達

  • 著者 新津 きよみ
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
1996年12月07日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
449
ISBN:
9784041916025
満たされぬ毎日を送っていた千鶴は、隣人・亮子と知り合う。自分よりも劣っている亮子との友情に、屈折した安らぎを見出す千鶴。女友達にありがちな些細な出来事が重なり、ふたりの間に生まれた惨劇とは? 満たされぬ毎日を送っていた千鶴は、隣人・亮子と知り合う。自分よりも劣っている亮子との友情に、屈折した安らぎを見出す千鶴。女友達にありがちな些細な出来事が重なり、ふたりの間に生まれた惨劇とは?

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「女友達」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 同じ20代の女性二人が奏でる心理サスペンスです。ライフスタイルの全く異なる二人が出会い育み始めた友情は、羨望、嫉妬、虚栄、侮蔑、憎悪といった感情の渦に飲み込まれていきます。著者の女性ならではの感性が遺憾 同じ20代の女性二人が奏でる心理サスペンスです。ライフスタイルの全く異なる二人が出会い育み始めた友情は、羨望、嫉妬、虚栄、侮蔑、憎悪といった感情の渦に飲み込まれていきます。著者の女性ならではの感性が遺憾なく発揮され、読み進めるうちに息苦しささえ覚えてしまうでしょう。本作品は、これぞサスペンスという体で展開しますが、ラストは全くの予想外であり、据わりが悪い印象を残してしまいました。イヤミスほど読後の後味は悪くありませんが、方向性としては同じで、パイオニア的な作品と言えると思います。 …続きを読む
    hit4papa
    2016年10月06日
    45人がナイス!しています
  • 新津きよみ祭り状態(笑) 主人公の千鶴がどうにも鼻につく女で共感はとてもできないのだが、そして亮子の危なさは読者には比較的序盤から感づくように書かれているのだが、それでも徐々に危険ににじり寄られる描写は 新津きよみ祭り状態(笑) 主人公の千鶴がどうにも鼻につく女で共感はとてもできないのだが、そして亮子の危なさは読者には比較的序盤から感づくように書かれているのだが、それでも徐々に危険ににじり寄られる描写はヒリヒリする。千鶴の元彼の智樹にもほとんど共感できないので、話の収束する方向としては「これじゃない」感はあるものの、怖いモノは怖い(笑) そしてサスペンスから突如ホラーに転換するラストは、どう解釈すればいいのか。何度も読み返してみたけど、確信のある解釈はまだ見つからない。これも映像化すると映えそうな作品。 …続きを読む
    ジンベエ親分
    2017年08月27日
    44人がナイス!しています
  • 殺人事件との関わりは、あくまで軽いエッセンスのようなものでしかない。ただただ女同士の嫉妬や優越感、言葉や行動よ端々にみられる対抗心が次第に取り返しのつかない事態になっていく姿が物語の中心となる。消して 殺人事件との関わりは、あくまで軽いエッセンスのようなものでしかない。ただただ女同士の嫉妬や優越感、言葉や行動よ端々にみられる対抗心が次第に取り返しのつかない事態になっていく姿が物語の中心となる。消して見下しているわけではないけれど、それでもどこから相手よりも優れていたい、負けたくない、そんな心情が嫌でも理解出来てしまう。自分に少しでも満足できない部分かあるからこそ、そうして相手より優れているという実感がほしいのだろう。女の嫌な心情があらわれた、いいサスペンスでした。多分そう感じるのは私が女だからなんだろう …続きを読む
    2014年11月18日
    39人がナイス!しています

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