ほとけの心は妻ごころ

ほとけの心は妻ごころ

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
1980年04月30日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
320
ISBN:
9784041314098
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ほとけの心は妻ごころ

  • 著者 田辺 聖子
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
1980年04月30日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
320
ISBN:
9784041314098
夫の威張り方は赤ちゃんの甘え泣きと同じ(「ほとけの心は妻ごころ」)。夫は冷徹な頭脳を備えているわりに、ハートは未開で野蛮(「気になる男」)。十組の中年夫婦の日常をコミカルに描く。 夫の威張り方は赤ちゃんの甘え泣きと同じ(「ほとけの心は妻ごころ」)。夫は冷徹な頭脳を備えているわりに、ハートは未開で野蛮(「気になる男」)。十組の中年夫婦の日常をコミカルに描く。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「ほとけの心は妻ごころ」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 昭和の夫婦ってこんな感じだったのかなと思いましたが、楽しかったです。結婚してからある程度時の経った中年夫婦の日常がリアルでコミカルなんですよね。妻から見た夫の姿は亭主関白でどこか情けなさも併せ持ってい 昭和の夫婦ってこんな感じだったのかなと思いましたが、楽しかったです。結婚してからある程度時の経った中年夫婦の日常がリアルでコミカルなんですよね。妻から見た夫の姿は亭主関白でどこか情けなさも併せ持っているのがユーモラスに感じました。妻ならではの大人の女性心、夫ならではの少し子供じみた心が夫婦として描かれるのが面白いです。酸いも甘いも書き尽くし、一緒に人生を歩むべきだと言いたいのかもしれません。女性のきめ細かい心理の秀逸なところはやはり田辺聖子さんならではの世界だなと思いました。 …続きを読む
    優希
    2015年04月08日
    66人がナイス!しています
  • どの物語ももう少し続きを知りたいと思うところでストンと結末がきます。どれも10年ほど連れ添った夫婦を描いていますが、私だったら耐えられないかも、と思う立場の奥さんが多かった。田辺さんの書き方は淡々として どの物語ももう少し続きを知りたいと思うところでストンと結末がきます。どれも10年ほど連れ添った夫婦を描いていますが、私だったら耐えられないかも、と思う立場の奥さんが多かった。田辺さんの書き方は淡々としていて、蔑むところがないので、そういう夫婦に関しても嫌にならずに読めます。最後の「クワタサンとマリ」が一番印象に残りました。何も問題のない夫婦の話が最後なんだな、いい夫婦だな、なんて読んでいるとそんなことはなくて…正直、マリの気持ちが一番わからなかった。相手の女性にしたらすごく怖い相手なんじゃないかしら。 …続きを読む
    hoco
    2015年12月20日
    8人がナイス!しています
  • 男の人ってなんでこうなの?今までにたくさんの女の人がそう思い、それが元で数々のケンカを生んできたであろう男性の生態。これを田辺聖子が書くと、なんかかわいいなと思えるから不思議。こういう気持ちで男の人を 男の人ってなんでこうなの?今までにたくさんの女の人がそう思い、それが元で数々のケンカを生んできたであろう男性の生態。これを田辺聖子が書くと、なんかかわいいなと思えるから不思議。こういう気持ちで男の人を見られるようになりたい。大げさに体調不良を訴えるが、あるあるで面白かった。今まで何人もの女性がそれを嘆くのを聞いてきた。 …続きを読む
    Mina.K
    2017年10月08日
    2人がナイス!しています

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