• これは良かったですね。寿命という概念がない為に、人が死んで何が遺るのか分からない死神公女のフリージア。そんなフリージアと共に人の死を看取る旅をするのは人の死期が分かる少年の黒朗。2人の旅を綴った物語は これは良かったですね。寿命という概念がない為に、人が死んで何が遺るのか分からない死神公女のフリージア。そんなフリージアと共に人の死を看取る旅をするのは人の死期が分かる少年の黒朗。2人の旅を綴った物語は人の死が絡んでくるからというどうしても切なさ溢れるものだけども、短編集形式ならではのテンポの良さを活かしたコミカルなやり取りが程よくて。ストーリー展開は予想通りだったけれど、ラストはグッとくること間違いなし。 …続きを読む
  オセロ

  2024年10月03日
  29人がナイス！しています
• 『死』を学ぶために現世を旅をする死神公女フリージア。付き人の《人の死期がわかる》異能を持つ黒朗夏目と様々な人間の『死』を看取る連作短編集。異世界の中でも高位な存在であり現世の『死』を知りたいと願った彼 『死』を学ぶために現世を旅をする死神公女フリージア。付き人の《人の死期がわかる》異能を持つ黒朗夏目と様々な人間の『死』を看取る連作短編集。異世界の中でも高位な存在であり現世の『死』を知りたいと願った彼女が、特権を活かして目の当たりにする祖母に最後の想い出を残したい青年、預言師の死の宣告、異世界珍味の試食、宿りの花。やたら食うフリージアの描写には苦笑いでしたけど、寿命という概念と無縁で、人間と親しくなったことがないから気付かなかった彼女が、最期に全てを理解した末に辿り着いたその結末がなかなか効いていました。 …続きを読む
  よっち

  2024年10月02日
  26人がナイス！しています
• 剣と魔法の異世界と接続し、異世界の存在が来訪するようになった世界で、死の意味を知りたい死神が、人の死期が分かる少年と現世を旅する物語。―――楽しみ、見つめて。知っていくのはさよならの意味。　時にグルメを 剣と魔法の異世界と接続し、異世界の存在が来訪するようになった世界で、死の意味を知りたい死神が、人の死期が分かる少年と現世を旅する物語。―――楽しみ、見つめて。知っていくのはさよならの意味。　時にグルメを楽しんで、時に爆発オチに行き当たって。そんな中、幾つもの死とそこにあった思いを見つめ、さよならを知っていくお話であり、知ったからこそその別れと出会いが、尊さを持っている物語である。時を超え、忘れぬ、その愛を。今度はもう遮るものはなにもない。新たな旅はどうか幸せに。 うん、とても面白かった。 …続きを読む
  真白優樹

  2024年10月02日
  11人がナイス！しています

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