地形の思想史

地形の思想史

試し読みをする

※電子書籍ストアBOOK☆WALKERへ移動します。

試し読みをする

※電子書籍ストアBOOK☆WALKERへ移動します。

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2023年05月10日
判型:
新書判
商品形態:
新書
ページ数:
280
ISBN:
9784040824369
label

地形の思想史

  • 著者 原 武史
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2023年05月10日
判型:
新書判
商品形態:
新書
ページ数:
280
ISBN:
9784040824369

「空間」こそ、日本の思想を生んでいた――。もう一つの「歴史」が眼前に!

「空間」こそ、日本の思想を生んでいた――。もう一つの「歴史」が眼前に!
なぜ、上皇(皇太子時代)一家はある「岬」を訪ね続けたのか?
なぜ、「峠」で天皇制と革命思想は対峙したのか?
なぜ、富士の「麓」でオウムは終末を望んだのか?

なぜ、皇室の負の歴史は「島」に閉ざされたのか? 
なぜ、記紀神話は「湾」でいまも信仰を得るのか?
なぜ、陸軍と米軍は「台」を拠点にし続けたのか? 
なぜ、「半島」で戦前と戦後は地続きとなるのか?

7つの「地形」から日本を読み解く。
「空間」こそ、日本の思想を生んでいた――。

日本の一部にしか当てはまらないはずの知識を、私たちは国民全体の「常識」にしてしまっていないだろうか? 
人間の思想は、都市部の人工的な空間だけで生み出されるわけではない。地形が思想を生み出したり、地形によって思想が規定されたりすることもあるのだ。
七つのテーマと共に、独特な地形と、伝説を含めてそこに滞在ないし生活する人々の間にきわめて強い関係がみられる場所を実際に歩く。
すると、死角に沈んだ日本の「思想史」が見えてくる。
風土をめぐり、不可視にされた「歴史」を浮き彫りにする原思想史学の境地!

【目次】
まえがき

第一景 「岬」とファミリー 
上   下

第二景 「峠」と革命
上   下

第三景 「島」と隔離
上   下

第四景 「麓」と宗教
上   下

第五景 「湾」と伝説
上    下

第六景 「台」と軍隊
上    下

第七景 「半島」と政治
上    下

 あとがき
 新書版あとがき
 主要参考文献一覧

※本書は2019年12月に小社より刊行された単行本を加筆修正のうえ、新書化したものです。
「空間」こそ、日本の思想を生んでいた――。もう一つの「歴史」が眼前に!
なぜ、上皇(皇太子時代)一家はある「岬」を訪ね続けたのか?
なぜ、「峠」で天皇制と革命思想は対峙したのか?
なぜ、富士の「麓」でオウムは終末を望んだのか?

なぜ、皇室の負の歴史は「島」に閉ざされたのか? 
なぜ、記紀神話は「湾」でいまも信仰を得るのか?
なぜ、陸軍と米軍は「台」を拠点にし続けたのか? 
なぜ、「半島」で戦前と戦後は地続きとなるのか?

7つの「地形」から日本を読み解く。
「空間」こそ、日本の思想を生んでいた――。

日本の一部にしか当てはまらないはずの知識を、私たちは国民全体の「常識」にしてしまっていないだろうか? 
人間の思想は、都市部の人工的な空間だけで生み出されるわけではない。地形が思想を生み出したり、地形によって思想が規定されたりすることもあるのだ。
七つのテーマと共に、独特な地形と、伝説を含めてそこに滞在ないし生活する人々の間にきわめて強い関係がみられる場所を実際に歩く。
すると、死角に沈んだ日本の「思想史」が見えてくる。
風土をめぐり、不可視にされた「歴史」を浮き彫りにする原思想史学の境地!

【目次】
まえがき

第一景 「岬」とファミリー 
上   下

第二景 「峠」と革命
上   下

第三景 「島」と隔離
上   下

第四景 「麓」と宗教
上   下

第五景 「湾」と伝説
上    下

第六景 「台」と軍隊
上    下

第七景 「半島」と政治
上    下

 あとがき
 新書版あとがき
 主要参考文献一覧

※本書は2019年12月に小社より刊行された単行本を加筆修正のうえ、新書化したものです。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

もくじ

まえがき

第一景 「岬」とファミリー 
上   下

第二景 「峠」と革命
上   下

第三景 「島」と隔離
上   下

第四景 「麓」と宗教
上   下

第五景 「湾」と伝説
上    下

第六景 「台」と軍隊
上    下

第七景 「半島」と政治
上    下

 あとがき
 新書版あとがき
 主要参考文献一覧

「地形の思想史」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 【A+】実際にその土地に足を運び、《(明仁)皇太子ご一家、民権運動家、革命家、ハンセン病患者、軍人、被爆者、御師、宗教家、伝説の皇族、伝説の女性、天皇、士官学校生徒、保守政治家など》を糸口にして、地形とい 【A+】実際にその土地に足を運び、《(明仁)皇太子ご一家、民権運動家、革命家、ハンセン病患者、軍人、被爆者、御師、宗教家、伝説の皇族、伝説の女性、天皇、士官学校生徒、保守政治家など》を糸口にして、地形という地理的な条件に基づいて、神代の時代から戦前戦後、そして平成までの思想―精神と言い換えてもいいのか―を辿る。鉄道好きとしても有名な著者なので、紀行文的な面白さも兼ね備えている。最も興味深く読んだのは第4景《「麓」と宗教》だ。今は無い、上九一色村という地名も風化しつつあるのか。地名も歴史の記憶なのだが。 …続きを読む
    村上春巻
    2023年07月06日
    20人がナイス!しています
  • この人の功績は、貞明皇后の評価ではないだろうか この人の功績は、貞明皇后の評価ではないだろうか
    fseigojp
    2023年05月27日
    6人がナイス!しています
  • 今の上皇陛下が皇太子時代に何度も通われた半島の話は興味深かった。そうか西気賀駅ってゆるキャンの聖地の浜名湖佐久米駅の二つ隣じゃないか。そんな所にプリンス岬があったんだ。本の帯で上皇一家が通い続けた岬と 今の上皇陛下が皇太子時代に何度も通われた半島の話は興味深かった。そうか西気賀駅ってゆるキャンの聖地の浜名湖佐久米駅の二つ隣じゃないか。そんな所にプリンス岬があったんだ。本の帯で上皇一家が通い続けた岬とあった時はてっきり爪木崎かなと思ってこの本を買ってみた。それ以外の「地形」の話はどちらかと言うと「言ってみた」みたいな内容が多かった。 …続きを読む
    Teo
    2023年06月22日
    3人がナイス!しています

powered by 読書メーター

この著者の商品

最近チェックした商品