カーネーション

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2018年03月02日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
288
ISBN:
9784041058558

カーネーション

  • 著者 徳永 圭
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2018年03月02日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
288
ISBN:
9784041058558

あなたは母親を忘れることができますか?

図書館司書の諒子は、離婚して孤独な毎日を送っていた。専業主婦の美咲は、2歳の娘の育児に疲弊していた。ふたりの女性の人生が交錯するとき、驚きの真実が明らかになる――。 図書館司書の諒子は、離婚して孤独な毎日を送っていた。専業主婦の美咲は、2歳の娘の育児に疲弊していた。ふたりの女性の人生が交錯するとき、驚きの真実が明らかになる――。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「カーネーション」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 生まれたばかりの娘とたった一度の過ちのため引き裂かれた諒子と、子供の世話をするのは母親の務めとばかりに育児に何の協力もせず無関心な夫をもつ美咲。このふたりの話が交互に語られる。そしてこれらがどのように 生まれたばかりの娘とたった一度の過ちのため引き裂かれた諒子と、子供の世話をするのは母親の務めとばかりに育児に何の協力もせず無関心な夫をもつ美咲。このふたりの話が交互に語られる。そしてこれらがどのように繋がっていくのか。上手く出来すぎ、すんなりと受け入れすぎの感は否めないが、展開が気になり一気に読了。自分も子育てが上手くいかずイライラした時を思い出した(ずっと前のことだけど) …続きを読む
    モルク
    2018年10月10日
    85人がナイス!しています
  • 図書館で司書として働く女性が主人公。彼女には生まれてすぐに引き離された娘がいたが、ある日から娘と同じ年頃の少女が図書館を訪れるようになる…。母性の物語。理解の無い夫、厳しい義母の描写に憤りつつも、必死 図書館で司書として働く女性が主人公。彼女には生まれてすぐに引き離された娘がいたが、ある日から娘と同じ年頃の少女が図書館を訪れるようになる…。母性の物語。理解の無い夫、厳しい義母の描写に憤りつつも、必死に娘を想う気持ちが切なく胸に迫る。主人公の気持ちに寄り添いながら、繊細な心の描写に引き込まれました。二人の女性の物語が繋がっていく構成も巧み。終盤の展開はそれまでの流れからやや違和感を覚えましたが、穏やかなラストは良かったです。 …続きを読む
    はる
    2018年07月28日
    85人がナイス!しています
  • 閉ざされた育児の期間に、たった1回子供を叩いてしまったために離婚し子供を手放すことになった諒子。思うように行かないイヤイヤ期の娘杏に手を焼く美咲。子育て経験者には、心当たりのあるような2人の気持ちに苦し 閉ざされた育児の期間に、たった1回子供を叩いてしまったために離婚し子供を手放すことになった諒子。思うように行かないイヤイヤ期の娘杏に手を焼く美咲。子育て経験者には、心当たりのあるような2人の気持ちに苦しくなります。今になって思い返せば、その時間までもがいい思い出。さらに大きくなった子供に、違った意味で手を焼く時には、その頃のことなんてなんてことない事だったなどと思う始末。通り過ぎるまでの一時のことなんですけどね。二人の関係性など、読み進めるうちに、あーやっぱりねとなる展開で、安心して読みました。 …続きを読む
    taiko
    2018年06月13日
    60人がナイス!しています

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著者紹介

徳永 圭(とくなが けい)

1982年愛知県生まれ。2011年『をとめ模様、スパイ日和』でデビュー。

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