ハリネズミ乙女、はじめての恋

運命の相方、ハリネズミのハリ君には、隠された秘密があった――。

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2016年12月23日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
272
ISBN:
9784041042359
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ハリネズミ乙女、はじめての恋

運命の相方、ハリネズミのハリ君には、隠された秘密があった――。

  • 著者 令丈 ヒロ子
  • 定価: 円(本体円+税)
発売日:
2016年12月23日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
272
ISBN:
9784041042359

運命の相方、ハリネズミのハリ君には、隠された秘密があった――。

嶋本好花(シマモトコノカ)19才。コノカが大阪にうまく適応できなかった原因は、おばあちゃんの代から続く芸人一家だということ。
関西中の人に、嶋本一家は知られており、そのため「なんかおもろいこと、やってみてや」攻撃にあうことしょっちゅう。その上5つ上のお兄ちゃんが人気漫才師になったことでさらに面倒に。
すっかり誰も寄せ付けない精神的引きこもり高校生になったコノカの夢は、東京に出て、だれも自分と自分の家族のことを知らない中での生活……「匿名生活」をおくることだった。
ドジでお世間知らずのコノカは、居酒屋のバイトもクビ。生活に困っているというのに、ふわふわと夢見ている乙女気質は直らない。
そんな中、通りかかったペットショップで1匹の白いハリネズミに心惹かれる。なぜか、そのハリネズミ……ハリくんの言葉がわかる! しかも大阪弁! 
優しくてピュアなハリくんとは、親友になった。そのペットショップで働き、毎日ハリくんとおしゃべりできる、不思議に充実したハッピーライフだったが……。
ハリくんとの会話を客に目撃され、ツイッターに動画をあげられ、「ハリ乙女」というあだ名が付き、一躍、時の人に。
勢いでハリくんと腹話術師としてデビューすることに! 最初はとまどっていたが、やってみると、芸人一家のDNAが開花。
大好きなハリくんといつも一緒にいられる、大勢の人に喜んでもらえる。いつのまにか暗い女の子でなくなり「かわいいものにかこまれたキラキラした生活をする」という夢もかなった。
満ちたりた生活の中でハリくんとの関係はまるで恋人のように。
しかしハリくんに異変が。病気? 超常現象? ハリ乙女の人気をねたんだだれかの嫌がらせ? 
だがしかし、それはコノカが幼少時代に大切にしていたある絵本と深く関係していた――。
過去の暗い自分から続いている覚めない夢……。
シャイで不器用、傷つくことが怖くてたまらない女の子が、やがて生きることの温かさを知る、涙なしには読めない恋と友情の物語。

登場人物

嶋本好花 シマモトコノカ 

19歳。祖母の代から続く芸人一家に生まれる。大阪と家族から逃げるように上京。通りかかったペットショップで、白いハリネズミと運命の出会いを果たしたのだが――。

ハリくん

ペットショップで売られていた白いハリネズミ。どういうわけか”コテコテの大阪弁”をしゃべる。上方の漫才にめちゃ詳しい。

おすすめコメント

笑いあり涙あり……一筋縄でいかないところがとてもいい。人肌の温もり満点でラストは身体の奥底からじんわりと。しばしぼんやり「いい話だなぁ・・・」と噛み締めました。
白ハリくんを抱きしめて暖かい秋冬を過ごせそう!
――三省堂書店 営業企画室 内田剛氏


読んでみてものすごく、ものすっごく、ものすごーーーーーっく、面白かったです!!!令丈先生の、屈託がなく、明るくたくましい、清々しい世界がよりパワーアップしています。だから、主人公の気持ちに寄り添い、応援したくなります。まっすぐで、きれいで、嫌な感情を包み込む大空のような強さを、今は大人のほうが求めているような気がします。今まで、令丈先生のほとんどを読んでいる「レイジョリアン」(私ですが、この作品が一番好きです。
――MARUZEN&ジュンク堂書店 梅田店 森口泉氏


児童文学作家として長く第一線でご活躍されている令丈ヒロ子先生らしく、可愛らしく、それでいてドラマチックで最後には、うるっとくるとてもやさしいお話でした。コノカと同世代より少し上の20代の女性が読めば、きっと時折、赤面しながらもコノカを応援してくれること間違いなし!家族のわずらわしさや自分の存在意義のなさに、外に向かうべき気持ちのベクトルが内側に向いて、その内側で収まりきらない部分がある方は必読です!
――大垣書店 商品部 森田彩美

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「ハリネズミ乙女、はじめての恋」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 白ハリくんがとにかく可愛かった。関西弁のやり取りはユーモアに富んで作者はさすがに大阪人やなぁと一人納得。中田いくみさんの装画もいい感じ。思わずサイトを覗いてしまいました。これは芸人の家が嫌で飛び出した 白ハリくんがとにかく可愛かった。関西弁のやり取りはユーモアに富んで作者はさすがに大阪人やなぁと一人納得。中田いくみさんの装画もいい感じ。思わずサイトを覗いてしまいました。これは芸人の家が嫌で飛び出した女の子が、やがてハリネズミとともに人気芸人になるお話。順風満帆とは行かず、まあいろんな事が有りますが家族や回りの愛情に支えられて一人前になっていくのです。ハリネズミって飼えるのね。で、リンゴが好き。ペットショップで白ハリくんと話をしながら仲良くするシーン良いなぁ。ファンタジーでもありシビアでもありました。 …続きを読む
    chimako
    2017年03月08日
    106人がナイス!しています
  • 内気で家族にコンプレックスを持つ女性が、言葉をはなすハリネズミと出会ったことから成長していく物語。関西弁のハリネズミが可愛い。主人公はこんな娘いる~?という感じですが、軽い感じでなかなか楽しめました。 内気で家族にコンプレックスを持つ女性が、言葉をはなすハリネズミと出会ったことから成長していく物語。関西弁のハリネズミが可愛い。主人公はこんな娘いる~?という感じですが、軽い感じでなかなか楽しめました。ただペットショップで働く前半の雰囲気がいい感じだったので、後半のいきなりな展開にはちょっと違和感を感じました…。ペットショップだけを舞台にしたストーリーでも良かったんじゃないかな。 …続きを読む
    はる
    2017年07月29日
    92人がナイス!しています
  • 87/100点 令丈さん、初読みの作家さんです。芸人一家に育った女の子が、白い1匹のハリネズミと知り合って、それまで何につけても自信が持てなかった自分自身を成長させていく物語。主人公のコノカちゃんが白 87/100点 令丈さん、初読みの作家さんです。芸人一家に育った女の子が、白い1匹のハリネズミと知り合って、それまで何につけても自信が持てなかった自分自身を成長させていく物語。主人公のコノカちゃんが白ハリくんと周りの大人に助けられて、ドンドン前向きになっていく様子が、読んでいて心地よかったです。何と言っても、白ハリくんの喋る大阪弁が可愛く癒されました。すごく楽しくて、ちょっぴり切なくて、そしてほっこり心が温まるような、そんな一冊でした。イイ作品に出会えました、オススメです! …続きを読む
    おたけஐ೨
    2017年03月30日
    91人がナイス!しています

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読者モニターレビュー

テンポの良い文章であっという間に引き込まれました。芸人一家に生まれるとこういう感じかも、私だったらやっぱりコノカちゃんみたいに辛いなあ・・・。ペットショップで白ハリネズミくんと、メガネ男子と出会ってそのまま恋物語に進むのかと思ったら意外な展開で!ドキドキしながら物語に入り込んでいました。――ゆたぽん

タイトルの印象から、「勝手に奥手な女の子の遅めの初恋」がメインのお話かな、と思っていましたが、良い意味で裏切られました。個人的にはコテコテの少女漫画や恋愛小説が苦手なので、「恋」の要素は程よく、素直に楽しめました。「恋愛小説」という枠ではくくって欲しくないお話です。――ハヤミ

読み始めるとすぐに物語の世界に引きずり込まれていきました。ただかわいい、癒される、笑顔になれるということだけでなく様々なことを訴えかけているように感じました。一番強く感じたのは、辛いこと、苦しいこと、どんなに頑張ってもどうしようもないこと、そんなことを乗り越えていくことの大切さでした。――まーめいど

著者紹介

写真:令丈ヒロコ(れいじょう・ひろこ)

令丈ヒロコ(れいじょう・ひろこ)

大阪府出身、児童文学作家。1990年『ぼよよんのみ』でデビュー。主な作品に300万部の大ヒット作となった『若おかみは小学生!』全20巻(講談社青い鳥文庫)、『メニメニハート』(講談社青い鳥文庫)、『パンプキン!模擬原爆の夏』(講談社)、『なぎさくん、女子になる』(ポプラポケット文庫)など、著書多数。母校の後身校である京都嵯峨芸術大学客員教授、成安造形大学客員教授。

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