日本怪魚伝

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2009年07月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
256
ISBN:
9784043943074
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日本怪魚伝

  • 著者 柴田 哲孝
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2009年07月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
256
ISBN:
9784043943074

多くの釣り師たちの憧れる伝説の魚との出会い!!

幻の魚・アカメとの苦闘を描く「四万十川の伝説」、幕府が追い求めた巨鯉についての昔話をめぐる「継嗣の鐘」――。多くの釣り人が夢見る伝説の魚への憧憬と、自然への芯の通った視線に溢れる珠玉の一二編。 幻の魚・アカメとの苦闘を描く「四万十川の伝説」、幕府が追い求めた巨鯉についての昔話をめぐる「継嗣の鐘」――。多くの釣り人が夢見る伝説の魚への憧憬と、自然への芯の通った視線に溢れる珠玉の一二編。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「日本怪魚伝」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 伝説や言い伝えも混じえて怪魚と呼ばれる魚の小説。ノンフイクションかと思っていたらそうでもないようだ。開高健氏をかなり意識した内容になっている。アカメ・ビワコオオナマズ・リュウグウノツカイ・ニッコウイワ 伝説や言い伝えも混じえて怪魚と呼ばれる魚の小説。ノンフイクションかと思っていたらそうでもないようだ。開高健氏をかなり意識した内容になっている。アカメ・ビワコオオナマズ・リュウグウノツカイ・ニッコウイワナ・タキタロウ・オオウナギ・クエ・オオクチバス・レイクトラウト・アオウオ・コイ・イトウ。漁師とビワコオオナマズの話、少年と黒鯉と呼ばれるアオウオの話、釣り人とクエの話が気に入った。読んでいるうちに昔読んでいた「釣りキチ三平」を思い出し、また読みたくなった。 …続きを読む
    kinkin
    2016年08月01日
    64人がナイス!しています
  • 私は著者と同い年で競馬と釣りに熱中していたことも似ている。印旛沼や利根川は地元だし若い頃は開高健を愛読した。本作は94年頃の月刊誌連載。有賀雄二郎は当時一作だけ書いていた小説の主人公で後に怪動物シリーズ 私は著者と同い年で競馬と釣りに熱中していたことも似ている。印旛沼や利根川は地元だし若い頃は開高健を愛読した。本作は94年頃の月刊誌連載。有賀雄二郎は当時一作だけ書いていた小説の主人公で後に怪動物シリーズにも登場する。伝説、回想、実録、創作とりどりだがそれぞれ味があり、素直な文体で一気に読めた。心が温まる話が多かったと思う。自然も大事だし、暮らしも大事。時々自然の中で行動し、その恵みに感謝する心を持つことが、ふやけた人生に軽く活を入れて、充実させてくれる。題材は魚だが、私は誠実に生きる人間賛歌だと感じた。 …続きを読む
    鬼山とんぼ
    2023年03月15日
    6人がナイス!しています
  • 近作は女性描写が際立つ柴田さんだが、元々はUMAシリーズで脚光を浴びただけあって魚の描写は生々しい迫力に満ちている。環境問題と人間の愚かさを交互に取り上げて、愚かな人間が環境を破壊すると読ませる構成も 近作は女性描写が際立つ柴田さんだが、元々はUMAシリーズで脚光を浴びただけあって魚の描写は生々しい迫力に満ちている。環境問題と人間の愚かさを交互に取り上げて、愚かな人間が環境を破壊すると読ませる構成も巧み。UMAシリーズの主役コンビが登場する二編は既読者には嬉しい。ps角川文庫のフォーマットは何とかならないものか。文字サイズは創元推理社よりは大きいものの、行間が狭くてルビが入ると殆どベタ組状態で読み辛いことこの上ない。好きな作家の作品が角川だとうんざりするし、興味を惹かれた著作も角川だと読まないレベル。 …続きを読む
    シロー
    2016年04月18日
    6人がナイス!しています

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