末枯れの花守り

末枯れの花守り

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
1997年10月24日
判型:
新書判
商品形態:
新書
ページ数:
280
ISBN:
9784047887022

末枯れの花守り

  • 著者 菅 浩江
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
1997年10月24日
判型:
新書判
商品形態:
新書
ページ数:
280
ISBN:
9784047887022

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「末枯れの花守り」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 読友さんの感想と大好きな波津さんのイラスト付きだったので読みました。『海神別荘』や『夜叉ヶ池』の泉鏡花作品のような妖と一瞬の美への讃歌に能の所作や歌舞伎の舞台、衣装などが目にも鮮や。しかし、謙虚さを装 読友さんの感想と大好きな波津さんのイラスト付きだったので読みました。『海神別荘』や『夜叉ヶ池』の泉鏡花作品のような妖と一瞬の美への讃歌に能の所作や歌舞伎の舞台、衣装などが目にも鮮や。しかし、謙虚さを装って自己中心的いい子などの何となく、嫌な女子の書き方が上手い。そして永遠姫と常世姫なんですが、必ず、戦隊モノで終盤まで残る小者臭が漂う敵側の印象がしてならない・・・。その分、フサおばあさまとの対峙で狼狽える様は笑えます。フサおばあさま、いい歳の経り方をなさっているわ~。後、コメディ・リリーフ的五助には和みます …続きを読む
    藤月はな(灯れ松明の火)
    2016年06月11日
    60人がナイス!しています
  • 読友さんに触発され、図書館の閉架図書から持ってきてもらったら、表紙から波津さんで年齢的に恥ずかしかった…。内容は、鏡花の風情を楽しみつつも、やはり当時の萌えファンタジーノベルを思い起こさせ、電車で読み 読友さんに触発され、図書館の閉架図書から持ってきてもらったら、表紙から波津さんで年齢的に恥ずかしかった…。内容は、鏡花の風情を楽しみつつも、やはり当時の萌えファンタジーノベルを思い起こさせ、電車で読みながらも挿絵のページでは本を立てて隠したりしてました。でも歌舞伎や能や、いにしえの装束の描写は作者が後書きで書いているように鏡花的で美しく、そういう教養を身に付けていたら本書も鏡花ももっと楽しめたろうなあ、と浅学を後悔している今日この頃です。 …続きを読む
    えも
    2016年06月08日
    18人がナイス!しています
  • 図書館本。菅浩江さん本を追いかけて、図書館書庫からひっぱり出してもらった。昭和の香り漂う現実世界と、異なる時限に棲むモノが花を軸に交る。あるがままに生まれて、生きて、消えるものを愛おしむか。それとも美 図書館本。菅浩江さん本を追いかけて、図書館書庫からひっぱり出してもらった。昭和の香り漂う現実世界と、異なる時限に棲むモノが花を軸に交る。あるがままに生まれて、生きて、消えるものを愛おしむか。それとも美しい時を永遠に留めて愛おしむか。雰囲気は古き良き少女漫画。挿絵なしバージョンで読めばよかった。読感が完全に挿絵に引っ張られてしまって悔しい。着物や古典芸能、それらの符号的な奥深さが解るとより楽しめるのだろうな。と感じた。 …続きを読む
    もぐ
    2022年01月18日
    10人がナイス!しています

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