「不思議の国のアリス」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です
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小学校低学年で覚える漢字以外はすべてルビを振っている版。 第一章「兎の穴に落ちる」 姉さんのそばにすわっていたアリス。 白兎が「やれ、やれ、おそくなっちゃうぞ!」 そして「下へ 下へ 下へ。いったい
小学校低学年で覚える漢字以外はすべてルビを振っている版。 第一章「兎の穴に落ちる」 姉さんのそばにすわっていたアリス。 白兎が「やれ、やれ、おそくなっちゃうぞ!」 そして「下へ 下へ 下へ。いったい、どこまで落ちたら止まるのか」 不思議の世界に入っていく。訳福島正光、絵和田誠。訳者あとがきにも、ルビが。
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kaizen@名古屋de朝活読書会
2012年10月04日
104人がナイス!しています
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「アリス・オンパレード」第3弾は角川文庫。ただし、この版は絶版になっていて、現在は別のヴァージョンが出ている。カヴァー裏その他にルイス・キャロルの簡単な紹介はあるが、訳者と挿絵画家のそれはない。訳はS
「アリス・オンパレード」第3弾は角川文庫。ただし、この版は絶版になっていて、現在は別のヴァージョンが出ている。カヴァー裏その他にルイス・キャロルの簡単な紹介はあるが、訳者と挿絵画家のそれはない。訳はSF作家であり、ハインラインの『夏への扉』等の翻訳でも名高い福島正美。ちょっと畑違いな気もするが、訳は丁寧。ルビは多く、文体からも小学校高学年あるいは中学生くらいをターゲットにしているようだ。もちろん、大人の鑑賞にも十分に耐えられる。絵は和田誠のイラスト。こちらは線が単純すぎるために、子供向けの印象を免れない。
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98人がナイス!しています
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【再読】ただのファンタジーではなかった。新たな児童文学の境地を開いたルイス・キャロル。この物語は日本で言えば明治になる直前の時代に書かれたものだ。時間に追われる白兎、チェシャ猫など奇抜なキャラクターた
【再読】ただのファンタジーではなかった。新たな児童文学の境地を開いたルイス・キャロル。この物語は日本で言えば明治になる直前の時代に書かれたものだ。時間に追われる白兎、チェシャ猫など奇抜なキャラクターたち。そして、原書は英語の言葉遊びがあふれていることが、この訳書でも窺い知ることができる。結末は、落語の夢オチと同じだったなんて……(笑)
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52人がナイス!しています
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