天保悪党伝

天保悪党伝

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
1993年11月09日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
304
ISBN:
9784041905012
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天保悪党伝

  • 著者 藤沢 周平
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
1993年11月09日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
304
ISBN:
9784041905012

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「天保悪党伝」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 悪党伝とうたわれてるの登場人物は悪い奴ですが、それぞれに事情を抱え生きる為に堕ちて行った者たち。まぁ博打で道を外したのもありますが、それでも市井に生きる者たちでもあるわけで藤沢は優しい目でその六人を描 悪党伝とうたわれてるの登場人物は悪い奴ですが、それぞれに事情を抱え生きる為に堕ちて行った者たち。まぁ博打で道を外したのもありますが、それでも市井に生きる者たちでもあるわけで藤沢は優しい目でその六人を描いた。異色であっても目線は変わらない。丑松や森田屋の己の真情を貫く姿が熱く心に残る。偶然か市之丞はここでも剣の人です。「寒梅忌」藤沢を偲んで。 https://bookmeter.com/events/6012 …続きを読む
    goro@80.7
    2019年01月26日
    43人がナイス!しています
  • この作品に出てくる河内山宗俊はやはり実在の人物だった。調べてみたら「文化6年から小普請入りとなり博徒や御家人たちと徒党を組んでその親分格と目されるようになった。女犯した出家僧を脅迫して金品を強請り取り この作品に出てくる河内山宗俊はやはり実在の人物だった。調べてみたら「文化6年から小普請入りとなり博徒や御家人たちと徒党を組んでその親分格と目されるようになった。女犯した出家僧を脅迫して金品を強請り取り、水戸藩が財政難から江戸で行っていた富くじの経営に関する不正をつかみ同藩を強請ったとされる。義賊的な側面が本人の死後に増幅していく。明治初年の講談『天保六花撰』には松江藩松平家への乗り込みと騙りが目玉になっている」とあった。直侍も三千歳も実在したようだ。藤沢さんは『天保六花撰』を参考にこれを書いたようだ。 …続きを読む
    AICHAN
    2015年08月13日
    8人がナイス!しています
  • 「悪党」というからには凄い悪人どもが出てくるんだろうなと期待して読んだが、それほどの悪人とは思えない連中しか出てこなかった。江戸時代は犯罪が少なかったらしいが、それで藤沢さんは大と名の付くような悪人を 「悪党」というからには凄い悪人どもが出てくるんだろうなと期待して読んだが、それほどの悪人とは思えない連中しか出てこなかった。江戸時代は犯罪が少なかったらしいが、それで藤沢さんは大と名の付くような悪人を登場させなかったのかな? それと、短編集だと思って読んでいたら、そうではなかった。天保という限られた時代に活躍した悪党どもの話みたい。どこかで聞いたことがあるような名前の登場人物もいるので、実話も含まれているのかもしれない。 …続きを読む
    AICHAN
    2015年07月15日
    8人がナイス!しています

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