海の短篇集

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
1997年02月21日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
160
ISBN:
9784041762042
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海の短篇集

  • 著者 原田 宗典
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
1997年02月21日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
160
ISBN:
9784041762042

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「海の短篇集」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 物語の中に海が出てくる短編集。読みやすくて、面白い。短いながら、確実にこの世の外に連れ出してくれる傑作ばかりだ。人を喰ったユーモアを感じる「何を入れる箱」も好みだし、「成長する石」のように説明のつかな 物語の中に海が出てくる短編集。読みやすくて、面白い。短いながら、確実にこの世の外に連れ出してくれる傑作ばかりだ。人を喰ったユーモアを感じる「何を入れる箱」も好みだし、「成長する石」のように説明のつかないシュールな物語も面白かった。一番の好みはホラー的な「人の魚」。私が旅先で釣り上げた魚は普通の魚とは異なっていて……。ぞっとする結末で、登場人物の一人が最後に口にする言葉は怖くて、悲しい。 …続きを読む
    新地学@児童書病発動中
    2018年06月03日
    100人がナイス!しています
  • 昔「世にも奇妙な物語」といった内容のテレビ番組があったが、この短編も同じような類の物語が描かれている。この奇妙だったり不思議な部分の「どうして?」はここでは不問なのだ。この短編はその不思議さを愉しむ物 昔「世にも奇妙な物語」といった内容のテレビ番組があったが、この短編も同じような類の物語が描かれている。この奇妙だったり不思議な部分の「どうして?」はここでは不問なのだ。この短編はその不思議さを愉しむ物語なのかもしれない。幻想的かつ独創的な世界の物語で読了後は爽やか。タイトルだけに夏にもう一度読み返したい。 …続きを読む
    レアル
    2017年03月19日
    61人がナイス!しています
  • 目に見えぬ不穏な塊が、のらりくらりとした優雅な旅人に近づいてくる。決して怪しい物語に終始しないのは、普遍的な手触りがあるからか。あるいは美しい装幀のせいだろうか。歯切れ良く、穏やかでありながら適度な重 目に見えぬ不穏な塊が、のらりくらりとした優雅な旅人に近づいてくる。決して怪しい物語に終始しないのは、普遍的な手触りがあるからか。あるいは美しい装幀のせいだろうか。歯切れ良く、穏やかでありながら適度な重さを持つ、そんな著者の文態が心地よい。/不安定な美しさ、とでも言えようか。本作は外国の海を舞台にした12篇。ラジオ小説の原稿を加筆したもであり、単行本のときのタイトルは「透明な地図」。やはり原田宗典は好きだ。似たような展開が続くこともありながら、存外に受け入れられるのは、ちょっとした贔屓目からかもしれない。 …続きを読む
    @nk
    2021年10月12日
    33人がナイス!しています

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