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掲載開始日 2022年12月19日

伊与原 新『オオルリ流星群』、『読書メーター OF THE YEAR 2022』ランキング第1位受賞!

17歳の夏、ぼくらがやりのこしたこと。45歳の夏、ぼくらが挑戦するもの。

2022年12月19日(月)に日本最大級の読書コミュニティサイト「読書メーター」(運営:株式会社ブックウォーカー)が年間おすすめランキング『読書メーター OF THE YEAR 2022』を発表し、株式会社KADOKAWA(本社:東京都千代田区)より2月18日(金)に刊行しました、伊与原 新(いよはら・しん)著『オオルリ流星群』が第1位に選ばれました。

★読書メーター OF THE YEAR 2022
https://bookmeter.com/specials/bookmeter_of_the_year
★『オオルリ流星群』特設サイト
https://kadobun.jp/special/iyohara-shin





【伊与原 新氏より受賞コメント】


年間1位、光栄です!かつて高校生だった大人にも、いずれ大人になる高校生にもぜひ読んでいただきたい物語です。



※『読書メーター OF THE YEAR 2022』特設ページにも別途伊与原氏のロングメッセージが公開されています。



2022年版年間おすすめランキング第1位 『オオルリ流星群』について





見えない星が、人生の幸せを教えてくれる。

【あらすじ】
「あのときのメンツ、今みんなこっちにいるみたいだぜ」「まさか、スイ子か? なんでまた?」
スイ子こと、山際彗子が秦野市に帰ってきた。手作りで太陽系の果てを観測する天文台を建てるというのだ。28年ぶりの再会を果たした高校時代の同級生・種村久志は、かつての仲間たちと共に、彗子の計画に力を貸すことに。高校最後の夏、協力して巨大なタペストリーを制作した日々に思いを馳せるが、天文台作りをきっかけに、あの夏に起きたことの真実が明らかになっていく。それは決して、美しいだけの時間ではなかった。そして久志たちは、屈託多き「いま」を自らの手で変えることができるのか。
行き詰まった人生の中で隠された幸せに気付かせてくれる、静かな感動の物語。

【読みどころ】
★真正面から描く「大人の挑戦物語」
なにもかもがキラキラしていたあの頃、自分には無限の可能性があるような気がしていたあの頃――でも、それって、「今」でもいいんじゃないだろうか? 生きる ことの苦さを知った大人だからこそ出会える、輝きの瞬間を描き続けてきた伊与原さんが、今回は 45 歳の「挑戦」に真正面から挑みます。

★科学とロマンの交差点を描く達人、伊与原新
本作でも太陽系の果てを観測しようとする女性科学者・彗子が登場します。ひたすらにストイックに星を追いかける彼女と、憧れつつも遠巻きにしてきた同級生たち。しかしそんな彗子の思わぬ過去が明るみに。引き裂かれる思いを照らすのは、遠い星の光と、そして 。

★メッセージは「人生は、もっと美しいはずだ」
それこそが作家・伊与原新の真骨頂!悩みながら迷いながら、主人公たちと一緒に走り回り、工具を持って天文台建設に邁進する我々を、思いもよらない風景が待っています。その地点に立った時、あなたの人生も、たしかに変わる!

【書誌情報】



作品名:『オオルリ流星群』
著者名:伊与原 新
発売日:2022年2月18日(金)※電子書籍同日配信
定価:1,760円(本体1,600円+税)
頁数:296ページ
体裁:四六判並製 単行本
発行:株式会社KADOKAWA
書誌ページ:https://www.kadokawa.co.jp/product/321904000343/


著者紹介 伊与原 新(いよはら しん)

1972年、大阪生まれ。神戸大学理学部卒業後、東京大学大学院理学系研究科で地球惑星科学を専攻し、博士課程修了。2010年、『お台場アイランドベイビー』で横溝正史ミステリ大賞を受賞しデビュー。19年、『月まで三キロ』で新田次郎文学賞を受賞。21年、『八月の銀の雪』が直木三十五賞候補、山本周五郎賞候補に。同作は21年、本屋大賞で6位に入賞。

★星と宇宙のロマンに触れたとき、ままならない人生に輝きが蘇る。
――最新長編小説『オオルリ流星群』著者・伊与原新さんインタビュー公開中
https://kadobun.jp/feature/interview/f4zbsgetgjk0.html