文身抄

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2026年09月02日
判型:
四六判
ページ数:
272
ISBN:
9784045001444

文身抄

  • 著者 伊西 殻
  • 絵 皐月 恵
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2026年09月02日
判型:
四六判
ページ数:
272
ISBN:
9784045001444

文身は、肌に刺すんじゃねぇんだよ あんたのな、骨の髄から咲くんだよ

女郎の身体に花が咲いたら、そらぁ綺麗でおますやろ。
白磁のような肌とはよう言いよりますけどな、血の通った柔肌言うんは、どないに薄う漉いた紙すら及びもつかんほど、透き通っとるもんです。そこに彫りもん入れたら、黒い墨で青い花が咲いて、朱い墨で赤い花が咲いて、そんな身体が艶めかしく床で悶えよるんですから、喜ぶ旦はんもそら多い言うもんですわ。
けどなぁ、もしもその柔肌から……ほんまもんの花が咲いたらどう思わはらます。
そういう彫りもんを彫る彫り師がおったんです。人の本性、ぜぇんぶ暴いてしまいよる彫り師。えろう見目のええ女やったぁ言う話ですけど……。
女郎の身体に花が咲いたら、そらぁ綺麗でおますやろ。
白磁のような肌とはよう言いよりますけどな、血の通った柔肌言うんは、どないに薄う漉いた紙すら及びもつかんほど、透き通っとるもんです。そこに彫りもん入れたら、黒い墨で青い花が咲いて、朱い墨で赤い花が咲いて、そんな身体が艶めかしく床で悶えよるんですから、喜ぶ旦はんもそら多い言うもんですわ。
けどなぁ、もしもその柔肌から……ほんまもんの花が咲いたらどう思わはらます。
そういう彫りもんを彫る彫り師がおったんです。人の本性、ぜぇんぶ暴いてしまいよる彫り師。えろう見目のええ女やったぁ言う話ですけど……。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「文身抄」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 彫り師を主人公に描く、妖しく美しい短編連作。挿絵と文章、そして物語が見事に調和していて、読み終えたあとも長く余韻が残る作品でした。特に好きだったのは「街」。主人公三人の関係性の描き方が本当に素晴らしく 彫り師を主人公に描く、妖しく美しい短編連作。挿絵と文章、そして物語が見事に調和していて、読み終えたあとも長く余韻が残る作品でした。特に好きだったのは「街」。主人公三人の関係性の描き方が本当に素晴らしくて、読み終えたあともしばらくその空気に浸っていました。 …続きを読む
    鏡野繭
    2026年09月04日
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