1946年の女子塁球部

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  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2026年06月29日
判型:
四六判
ページ数:
160
ISBN:
9784048119825

1946年の女子塁球部

  • 著者 うえむら ちか
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2026年06月29日
判型:
四六判
ページ数:
160
ISBN:
9784048119825

なにもなくなった街。白球を追うことで、前を向けた。

1945年8月6日、広島。小松カズヱ15歳の夏。気がつくと残骸だった。焼け焦げた木材が積み重なり、雲ひとつなかった青空が消え、昼が黒煙で塗り潰された。
そんな街の復旧は驚くべき早さだった。水道と鉄道は当日、電気は翌日に一部ながらも開通。9月25日には、カズヱが通う安田高等女学校が授業を再開した。
取り戻された日常。復学したカズヱの楽しみは学校での運動だった。今日も級友とゴム飛びに興じていると、教師が声をかける。

「小松、ソフトボールやってみんか?」

創部されるソフトボール部。未知のスポーツを学び、練習し、汗を流す少女たち。
1946年の青春を描くセミノンフィクション小説。
1945年8月6日、広島。小松カズヱ15歳の夏。気がつくと残骸だった。焼け焦げた木材が積み重なり、雲ひとつなかった青空が消え、昼が黒煙で塗り潰された。
そんな街の復旧は驚くべき早さだった。水道と鉄道は当日、電気は翌日に一部ながらも開通。9月25日には、カズヱが通う安田高等女学校が授業を再開した。
取り戻された日常。復学したカズヱの楽しみは学校での運動だった。今日も級友とゴム飛びに興じていると、教師が声をかける。

「小松、ソフトボールやってみんか?」

創部されるソフトボール部。未知のスポーツを学び、練習し、汗を流す少女たち。
1946年の青春を描くセミノンフィクション小説。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

  • ニコニコカドカワ祭り2026

「1946年の女子塁球部」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 戦後すぐの広島を舞台とした女性のソフトボール部の話。 著者の祖母の実体験を基にしており、現在のソフトボールの強豪安田女子高につながる。 話を読み進めていくと、まず感じるのが、広島の人の逞しさである。 原 戦後すぐの広島を舞台とした女性のソフトボール部の話。 著者の祖母の実体験を基にしており、現在のソフトボールの強豪安田女子高につながる。 話を読み進めていくと、まず感じるのが、広島の人の逞しさである。 原子爆弾により壊滅的な破壊を受けた町の復興のためにすぐに立ち上がり、学校までも再開させてしまう。そして、この作品のような部活もはじめ、大会の開催していたのは本当に驚きだった。 また、この時代に女性がスポーツをすることの難しさと、同調圧力にも負けず、ソフトボールを続けた人達の心の強さとソフト愛を感じた。 …続きを読む
    dzuka
    2026年09月25日
    6人がナイス!しています
  • 祖母の体験を嫁である母が引き出し、孫娘が小説化。広島原爆。被爆しながらも運良く顔の火傷は薄らぎ足のケロイドだけが残ったカズヱ。学制改革で卒業のところ横滑りで今までなかった上の学年に進学。ソフトボール部 祖母の体験を嫁である母が引き出し、孫娘が小説化。広島原爆。被爆しながらも運良く顔の火傷は薄らぎ足のケロイドだけが残ったカズヱ。学制改革で卒業のところ横滑りで今までなかった上の学年に進学。ソフトボール部へ。球を追うカズヱの気持ち。父母の気持ち。母親は、活躍することは注目されること、注目されることが怖い、止めてしまいたい、でも止めようとする自分がもっと怖い、と葛藤する。原爆では運良く無傷で黒い雨をあびた由紀子と両親の息の詰まる関係もせつない。県大会前日の校内マラソン大会に實先生はなぜ全員参加を課したのか。 …続きを読む
    なな
    2026年09月23日
    5人がナイス!しています
  • 読み終えたあと、こんなに温かい気持ちになった作品は久しぶりでした 原爆翌年の広島が舞台と聞き、重い物語を想像していましたが、この作品は全く違いました 少女たちはソフトボールに夢中になり、笑い、悩み、競 読み終えたあと、こんなに温かい気持ちになった作品は久しぶりでした 原爆翌年の広島が舞台と聞き、重い物語を想像していましたが、この作品は全く違いました 少女たちはソフトボールに夢中になり、笑い、悩み、競い合いながら一歩ずつ前を向いて歩いていきます その姿は決して特別ではなく、ごく普通の青春。でも、その「当たり前の日常」がどれほど尊いものなのかを、静かに教えてくれる作品でした ページを閉じたあとに残るのは悲しみではなく、「明日も頑張ろう」と思えるような、優しく力強い希望です 多くの人に読んでほしい一冊です …続きを読む
    らうる
    2026年06月30日
    4人がナイス!しています

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