- 著者 野宮 有
- イラスト びねつ
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2023年12月08日
- 判型:
- 文庫判
- 商品形態:
- 文庫
- ページ数:
- 344
- ISBN:
- 9784049151299
どうせ、この夏は終わる
- 著者 野宮 有
- イラスト びねつ
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2023年12月08日
- 判型:
- 文庫判
- 商品形態:
- 文庫
- ページ数:
- 344
- ISBN:
- 9784049151299
この夏休みが終われば、もう二度と夏はこない。それでも僕らは恋をする。
人類滅亡の危機が発表されてから二年が経ち、世界はとっくに恐怖することに疲れていた。誰もが、どうしようもない現実を忘れてダラダラと毎日を過ごしている。そんな、人類最後の夏休み。
夢を投げ出した少年はずっと好きだった幼馴染との距離感がわからず戸惑い、スランプ中の文芸部部長は場末のゲーセンでゾンビをド派手に蹴散らす少女と出会い、やさぐれモード全開の女子高生は謎だらけの転校生を尾行し、重大な秘密を抱える少女は廃墟マニアの恋人との最後のデートに臨み、ひねくれ者の少年は女子高生監督に弱みを握られて人類最後の映画を撮る――。
どうせ終わる世界で繰り広げられる、少年少女のひと夏の物語。
夢を投げ出した少年はずっと好きだった幼馴染との距離感がわからず戸惑い、スランプ中の文芸部部長は場末のゲーセンでゾンビをド派手に蹴散らす少女と出会い、やさぐれモード全開の女子高生は謎だらけの転校生を尾行し、重大な秘密を抱える少女は廃墟マニアの恋人との最後のデートに臨み、ひねくれ者の少年は女子高生監督に弱みを握られて人類最後の映画を撮る――。
どうせ終わる世界で繰り広げられる、少年少女のひと夏の物語。
※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。
もくじ
第1話/だから僕は青春をやめた
第2話/初恋は意外と死なない
第3話/潜在的に危険な星空
第4話/さよなら前夜
第5話/どうせこの夏は終わる
第2話/初恋は意外と死なない
第3話/潜在的に危険な星空
第4話/さよなら前夜
第5話/どうせこの夏は終わる
「どうせ、この夏は終わる」感想・レビュー
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長崎で高校生が自主映画を撮影する。小説を書く。星空を眺める。恋愛する。青春を謳歌する微笑ましい姿が次々描かれていくが、みんな若者にありがちな刹那的なところはなく真剣だ。人類滅亡の日が来春に迫っているた …続きを読む2024年05月14日135人がナイス!しています
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傑作でした。隕石が衝突して地球が滅亡するかもしれないのは翌年の春。だけど物語の季節は夏休み。この全てを諦めるにはまだ早い、もうちょっと頑張ってみようと思える期間が何とも絶妙で。その中で様々なことに挑 …続きを読む2023年12月09日52人がナイス!しています
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隕石衝突による人類滅亡の危機が発表されてから二年。長崎を舞台に最後かもしれない夏休みを過ごす高校生の少年少女たちのひと夏の物語を描いた連作短編集。幼馴染との距離感が分からず戸惑う夢を投げ出した少年、場 …続きを読む2023年12月10日50人がナイス!しています