• ３つの中編で構成。タイトルの人獣細工はめっちゃ怖かった。豚からの移植を多く受けた人間は、果たして人か豚か…主人公の葛藤や映像のグロテスクな表現はさすが小林先生。主人公と友人との会話もテンポよく、理論的 ３つの中編で構成。タイトルの人獣細工はめっちゃ怖かった。豚からの移植を多く受けた人間は、果たして人か豚か…主人公の葛藤や映像のグロテスクな表現はさすが小林先生。主人公と友人との会話もテンポよく、理論的なやりとりか魅力的。吸血狩りも一人視点でしかないため、真相が分からないまま。本もSFまじりのホラー。果たしてどこまでが本の中で、どこまでが夢なのか…不思議な世界観が魅力的。残酷描写は多いが、読了後に考えさせられる話が多い。 …続きを読む
  キナコ

  2023年08月26日
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• 3編収録。表題作はオチを知ってしまってから読み始めたけれど、オチを知らなければもっと楽しめたのか、逆にオチを知っていたからこそギリ楽しめたのか微妙なところ。「吸血狩り」は下手したら実際に起こりそうな怖 3編収録。表題作はオチを知ってしまってから読み始めたけれど、オチを知らなければもっと楽しめたのか、逆にオチを知っていたからこそギリ楽しめたのか微妙なところ。「吸血狩り」は下手したら実際に起こりそうな怖さがある。「本」は意味わからんしつまらんしで途中でやめようと思ったけれど、高菜の両親が踊りだしたあたり（「ダンシング!!」あたり）は思わず吹き出してしまった。え、これコメディだった？狂気と笑いはやはり紙一重なのか。SNSで見て読むのを楽しみにしていたけれど、自分には全く響くものがなく残念だった。 …続きを読む
  亜希

  2023年08月14日
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• 【グロ・ホラー注意】人と人ならざるもの、理性と狂気、虚構と現実の境界をのたうつヤスミンホラー短編集の第二弾。なんで今頃改版されたのかは分からないけど、未読だったのでちょうど良かった。表題作で期せずして 【グロ・ホラー注意】人と人ならざるもの、理性と狂気、虚構と現実の境界をのたうつヤスミンホラー短編集の第二弾。なんで今頃改版されたのかは分からないけど、未読だったのでちょうど良かった。表題作で期せずして人彘(ひとぶた)にまつわる話が続いてしまう自分は「持ってる」のだろうか。初出が20年以上前であることによって、ヤスミンの着眼点の鋭さと怜悧さがより際立つ。SFとしては定番のアイデンティティに関するネタの、調理の仕方がヤスミンらしい。 …続きを読む
  活字スキー

  2023年05月19日
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