怪と幽 vol.014 2023年9月

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2023年08月31日
判型:
A5判
商品形態:
雑誌
ページ数:
420
ISBN:
9784041125298
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怪と幽 vol.014 2023年9月

  • 著者 京極 夏彦
  • 著者 小野 不由美
  • 著者 有栖川 有栖
  • 著者 澤村伊智
  • 著者 加門 七海
  • 著者 東 雅夫
  • 著者 小松 和彦
  • 著者 荒俣 宏
  • 著者 諸星 大二郎
  • 著者 高橋 葉介
  • 著者 押切 蓮介
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2023年08月31日
判型:
A5判
商品形態:
雑誌
ページ数:
420
ISBN:
9784041125298

お化け好きに贈るエンターテインメント・マガジン!

「怪と幽」14号は、特集二本立て!

特集1「奇想天外 きのこの怪」
きのこは不思議に満ちている。まず、見た目からして奇妙だ。美味しい食物として親しまれながらも、幻覚を引き起こしたり毒により死に至りしめたりする種が存在している点が不気味である。そもそも、きのこはかりそめの姿で、本体である菌糸は地下に広がり、普段は目に見えない。動物と植物のあわいで揺らめく神秘的な生態は、昔から人々を惹きつけてきた。きのこに関する神話・民話・文学は日本のみならず世界に分布している。熱狂的な愛好家がいる一方で、前号の特集「怪奇大特撮」で映画『マタンゴ』が“トラウマ特撮”として挙げられたように、恐怖の対象にもなり得た。幾つものきのこ文学を遺した泉鏡花や宮沢賢治、研究者の南方熊楠はもとより、きのこを存分に語る「キノコデー」を提唱した柳田國男まで──きのこは、お化け好きを虜にする!

特集2「幽霊と魔術の英国」
英国では、数々のお城や建築物に幽霊が現れるとされ、現在王室の面々が住まう宮殿も出るのは「当たり前」。霊の出現が観光名所としてのアピールにも繋がっている。そんな「この世ならぬ存在」との距離が地続きの国は魔術の本場でもあり、アーサー王に仕えたマーリンに始まり数々の魔術師の存在や影響が文化に色濃く現れている。英国発の魔術ファンタジー「ハリー・ポッター」シリーズの勢いも止まらない。幽霊と魔術が日常に息づいているこの国は、日本の作家や読者にも大きく影響を与え魅了し続けてきた。英国の幽霊と魔術の世界に、いざ出発!
「怪と幽」14号は、特集二本立て!

特集1「奇想天外 きのこの怪」
きのこは不思議に満ちている。まず、見た目からして奇妙だ。美味しい食物として親しまれながらも、幻覚を引き起こしたり毒により死に至りしめたりする種が存在している点が不気味である。そもそも、きのこはかりそめの姿で、本体である菌糸は地下に広がり、普段は目に見えない。動物と植物のあわいで揺らめく神秘的な生態は、昔から人々を惹きつけてきた。きのこに関する神話・民話・文学は日本のみならず世界に分布している。熱狂的な愛好家がいる一方で、前号の特集「怪奇大特撮」で映画『マタンゴ』が“トラウマ特撮”として挙げられたように、恐怖の対象にもなり得た。幾つものきのこ文学を遺した泉鏡花や宮沢賢治、研究者の南方熊楠はもとより、きのこを存分に語る「キノコデー」を提唱した柳田國男まで──きのこは、お化け好きを虜にする!

特集2「幽霊と魔術の英国」
英国では、数々のお城や建築物に幽霊が現れるとされ、現在王室の面々が住まう宮殿も出るのは「当たり前」。霊の出現が観光名所としてのアピールにも繋がっている。そんな「この世ならぬ存在」との距離が地続きの国は魔術の本場でもあり、アーサー王に仕えたマーリンに始まり数々の魔術師の存在や影響が文化に色濃く現れている。英国発の魔術ファンタジー「ハリー・ポッター」シリーズの勢いも止まらない。幽霊と魔術が日常に息づいているこの国は、日本の作家や読者にも大きく影響を与え魅了し続けてきた。英国の幽霊と魔術の世界に、いざ出発!

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

もくじ

●特集1 奇想天外 きのこの怪
【復刻】 「くさびら」泉鏡花、「きのこ会議」夢野久作
【対談】 飯沢耕太郎×吹春俊光
【寄稿】 田中貴子、多田克己、飯沢耕太郎
【インタビュー】 貴志祐介  
【怪談】 安曇潤平 
【エッセイ】 高原英理、池澤春菜、ヒグチユウコ、日高トモキチ、保坂健太郎、堀博美
【ルポ】 玉置標本 

●特集2 幽霊と魔術の英国
【対談】 織守きょうや×河合祥一郎 
【寄稿】 植松靖夫、南條竹則、額賀澪
【復刻】 坂田靖子「オプション・ハウス」
【座談】 東雅夫×下楠昌哉×中島晶也×土方正志
【ガイド】 ハリー・ポッター世界にみる幽霊と魔術

●小説 京極夏彦、小野不由美、有栖川有栖、澤村伊智
●漫画 諸星大二郎、高橋葉介、押切蓮介
●論考・エッセイ 小松和彦、荒俣宏、加門七海、東雅夫、村上健司&多田克己
●グラビア 中野カヲル、芳賀日出男+芳賀日向、佐藤健寿、新井文彦、怪食巡礼
●怪談実話 鈴木光司、高木道郎、小松亜由美
●情報コーナー 山白朝子×乙一、東亮太×門賀美央子、三上延、夏原エヰジ、大島清昭、高木道郎、怪奇里紗、及川祥平 etc……

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「怪と幽 vol.014 2023年9月」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 芳賀日出男さんの写真は 煙突掃除人。みんな真っ黒けだけど 良い顔してる。今回はコロナで布団の中でしっかり読んだので 頭に入る入る(笑)京極さんの『了巷説百物語』、小野不由美さんの『営繕かるかや怪異譚』 芳賀日出男さんの写真は 煙突掃除人。みんな真っ黒けだけど 良い顔してる。今回はコロナで布団の中でしっかり読んだので 頭に入る入る(笑)京極さんの『了巷説百物語』、小野不由美さんの『営繕かるかや怪異譚』、有栖川さんの『濱地健三郎の事件簿』、 澤村伊智さんの『どこよだけ』その中で やはり不気味だったのは澤村さんの小説ですね。 …続きを読む
    おか
    2023年10月03日
    37人がナイス!しています
  • 文芸誌っぽいところと、サブカルチャーぽいところと、同人誌っぽいところが混在。 編集部の人員が結構多いみたい。 第一特集はまずまず、第二特集もそこそこ、もっと長めの踏み込んだ記事が読みたいが、それはまあ贅 文芸誌っぽいところと、サブカルチャーぽいところと、同人誌っぽいところが混在。 編集部の人員が結構多いみたい。 第一特集はまずまず、第二特集もそこそこ、もっと長めの踏み込んだ記事が読みたいが、それはまあ贅沢ってもんだろう。 某連作短編小説がびっくりするくらい面白くない。 かなり有名な作家みたいだけどそれでいいのか。 あと終盤の記事ちょっと雑じゃないか。 結構厚みがあって読み応えはあるけど、エンタメよりも、研究とかに力入れて欲しいかな。 …続きを読む
    ∃.狂茶党
    2023年09月23日
    17人がナイス!しています
  • まさかのきのこ🍄がテーマ。🍄のあのフォルムや毒の有無が怪なんてネタ切れやろ❓って思って読んだら意外と面白かった。夢野久作の「きのこ会議」がめっちゃ面白かった。諸星大二郎の漫画、ハチャメチャ過ぎだろ。澤村 まさかのきのこ🍄がテーマ。🍄のあのフォルムや毒の有無が怪なんてネタ切れやろ❓って思って読んだら意外と面白かった。夢野久作の「きのこ会議」がめっちゃ面白かった。諸星大二郎の漫画、ハチャメチャ過ぎだろ。澤村伊智の「とこよだけ」は衝撃的。真琴に何があったんだ❗❓「お化けを食べる」企画のオニフスベ、見るからに美味しくなさそうなのに食べる勇気、あっぱれ。 …続きを読む
    青葉麒麟
    2023年09月09日
    13人がナイス!しています

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