家族と国家は共謀する サバイバルからレジスタンスへ

家族と国家は共謀する サバイバルからレジスタンスへ 電子版
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発売日:
2021年03月10日
商品形態:
電子書籍

家族と国家は共謀する サバイバルからレジスタンスへ

  • 著者 信田 さよ子
発売日:
2021年03月10日
商品形態:
電子書籍

最大の政治集団、それは家族と国家である。私たちはその暴力への抵抗者だ!

最大の政治団体、家族と国家による暴力。
日々、私たちはそれに抵抗している。

家族は、以心伝心ではなく同床異夢。
DV、虐待、性犯罪。最も身近な「家族」ほど暴力的な存在はない。
イエは「国家のミニチュア」に陥りやすいのだ。その中で、私たちは日々格闘している。いわんや、被害の当事者は闘い続けている。
絶え間ない加害に対し、被害者がとる愛想笑いも自虐も、実はサバイバルを超えたレジスタンスなのだ。
エスケープでもサバイバルでも、レリジエンスでもない。
私たちはレジスタンスとして、加害者に後ろめたさを抱かせる――。

被害を認知することは服従ではなく抵抗だ
■家族は無法地帯である
■愛情交換という暴力
■家族における暴力の連鎖は権力による抑圧委譲
■報道では虐待だけが選ばれて強調される
■殴られれば、誰もがDV被害者と自覚するわけではない
■被害者は不幸の比較を犯してしまう
■父のDV目撃が息子をDV加害者に陥らせる
■被害者支援に加害者へのアプローチは必須だ
■彼らの暴力は否定するが人格は尊重する

【目次】
 まえがき――母の増殖が止まらない

第一部 家族という政治
 第一章 母と息子とナショナリズム
 第二章 家族は再生するのか――加害・被害の果てに
 第三章 DV支援と虐待支援のハレーション
 第四章 面前DVという用語が生んだもの
 第五章 「DV」という政治問題
 第六章 家族の構造改革

第二部 家族のレジスタンス
 第一章 被害者の不幸の比較をどう防ぐか
 第二章 加害者と被害者が出会う意味
 第三章 加害者アプローチこそ被害者支援
 第四章 レジリエンスからレジスタンへ
 第五章 心に砦を築きなおす

 あとがき
 主要参考文献一覧

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「家族と国家は共謀する サバイバルからレジスタンスへ」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • ★★★★★自分が受けた暴力を自分より弱い者に行うことを「抑圧委譲」という。その対極にあるのが「レジスタンス」で、被害者は自分の被害を自覚し、抵抗することで回復し始める。しかしそのプロセスは長く険しい。 ★★★★★自分が受けた暴力を自分より弱い者に行うことを「抑圧委譲」という。その対極にあるのが「レジスタンス」で、被害者は自分の被害を自覚し、抵抗することで回復し始める。しかしそのプロセスは長く険しい。DVも戦争も、家族と国家という規模の異なる場で行われているが、同じ構造をもつという。永年、臨床心理士として家族の問題に携わってきた著者の、情報密度の濃さに圧倒される。 …続きを読む
    morinokazedayori
    2021年03月24日
    18人がナイス!しています
  • いやはや。すさまじい本を読んでしまった。家族という呪縛と暴力性を、本質において国家と同位として位置付けることで、対抗策は共通して「抵抗」にあるという結論。どんなに勇ましい革命本よりも、革命的でありたた いやはや。すさまじい本を読んでしまった。家族という呪縛と暴力性を、本質において国家と同位として位置付けることで、対抗策は共通して「抵抗」にあるという結論。どんなに勇ましい革命本よりも、革命的でありたたかう書である。家族と国家が本質において同じということは、沖縄で起きていることを見れば理解できるように思う。米軍基地という暴力性の押し付けと沖縄の家庭内で繰り返される暴力。政権が沖縄に強いていることも然り。その構造は相似形である。他にも興味深い視点が散りばめられている。受け取れるかどうか、それは受け手の課題だ。 …続きを読む
    二人娘の父
    2021年03月25日
    9人がナイス!しています
  • 家族が凶器になることがある、往々にしてあることがよく分かった 家族が凶器になることがある、往々にしてあることがよく分かった
    読書熊
    2021年03月28日
    2人がナイス!しています

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