本能寺前夜 西国をめぐる攻防

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2020年02月26日
判型:
四六変形判
商品形態:
単行本
ページ数:
296
ISBN:
9784047036710
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本能寺前夜 西国をめぐる攻防

  • 著者 光成 準治
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2020年02月26日
判型:
四六変形判
商品形態:
単行本
ページ数:
296
ISBN:
9784047036710

誤った通説を覆す! 本能寺の変の背景を合戦を軸に西国大名に着目し検証。

信長との合戦を繰り広げ、将軍の権威を利用して西国諸大名との連携を試みた毛利氏。一方、毛利氏の勢力拡大に反発する大名・領主層を抱き込む包囲網を目論んだ信長。西国経略において競合していた軍事指揮官の秀吉と光秀は、最大の敵・毛利氏との決戦と、天下一統とが近づくにつれ、立場に齟齬を生じさせる――。本能寺の変の背景を、合戦を軸に西国大名の関係に着目し検証。天下一統への希求を生んだ状況に最新研究で迫る。
信長との合戦を繰り広げ、将軍の権威を利用して西国諸大名との連携を試みた毛利氏。一方、毛利氏の勢力拡大に反発する大名・領主層を抱き込む包囲網を目論んだ信長。西国経略において競合していた軍事指揮官の秀吉と光秀は、最大の敵・毛利氏との決戦と、天下一統とが近づくにつれ、立場に齟齬を生じさせる――。本能寺の変の背景を、合戦を軸に西国大名の関係に着目し検証。天下一統への希求を生んだ状況に最新研究で迫る。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

もくじ

プロローグ 信長上洛以前の西国

第一章 信長の上洛と西国の争乱
1 信長の上洛と西国の情勢
2 毛利VS大友
3 毛利氏包囲網の形成

第二章 毛利・織田同盟と義昭の追放
1 信長・義昭と毛利氏
2 策士大友宗麟
3 義昭の追放と毛利・織田同盟の揺らぎ

第三章 毛利・織田戦争の勃発
1 第二次毛利氏包囲網
2 義昭の下向と毛利・織田同盟の破綻
3 芸但同盟と信長の危機

第四章 攻守逆転
1 宇喜多氏・南条氏の離反
2 反織田方の苦闘
3 反織田方の敗北

第五章 毛利・織田戦争の展開
1 山陽方面の戦況
2 山陰方面の戦況

第六章 九州の大名と毛利氏・織田権力
1 龍造寺・大友・島津氏
2 九州をめぐる織田権力と反織田権力

第七章 信長・秀吉・光秀
1 毛利・織田講和の模索
2 高松城水攻め
3 毛利・織田戦争期の四国の情勢
4 四国をめぐる信長・秀吉・光秀と毛利氏

エピローグ 本能寺の変

「本能寺前夜 西国をめぐる攻防」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 信長は毛利攻めで秀吉と光秀を競わせていたが、対毛利強硬派の秀吉が融和路線の光秀を抑えて織田家の方針を固めていった状況を描き出す。四国でも秀吉主導による侵攻作戦を信長が受け入れ、長宗我部と親しかった光秀 信長は毛利攻めで秀吉と光秀を競わせていたが、対毛利強硬派の秀吉が融和路線の光秀を抑えて織田家の方針を固めていった状況を描き出す。四国でも秀吉主導による侵攻作戦を信長が受け入れ、長宗我部と親しかった光秀の立場がなくなっていた。このままでは信長に無用者と見なされ、佐久間信盛同様に失脚するのではとの恐れが光秀を叛逆へと駆り立てたとする本能寺の変複合原因説だが、当時の西国国人衆の動向や書状などの史料から光秀の苦しい立場を立証しており説得力がある。「戦争とは他の手段をもってする(織田家中の)政治の継続」だったのか。 …続きを読む
    パトラッシュ
    2020年07月28日
    17人がナイス!しています
  • 優。本能寺の分析というより、あまり知られることのない西国の戦国史。毛利氏が織田政権と本格的な対立関係に入るの義昭下向以降。毛利氏の消極的な態度が、畿内中国の反織田勢力の瓦解の要因。毛利氏の消極的な態度 優。本能寺の分析というより、あまり知られることのない西国の戦国史。毛利氏が織田政権と本格的な対立関係に入るの義昭下向以降。毛利氏の消極的な態度が、畿内中国の反織田勢力の瓦解の要因。毛利氏の消極的な態度の原因は毛利氏が国人層の盟主に過ぎない支配体制の脆弱性に起因。他方、目を転じれば、北部九州における大友氏との対立関係。九州戦国は大友氏と毛利氏、大友氏と竜造寺氏、大友氏と島津氏の対抗関係と織田政権の関与。織田権力は、配下武将を熾烈な競争に置く。対毛利氏、対長曾我部氏政策で秀吉の巻き返しで窮地の光秀の起死回生。 …続きを読む
    nagoyan
    2020年03月18日
    11人がナイス!しています
  • 信長上洛後から本能寺の変前までの織田・毛利の関係を追った一冊。阿波三好を共通の敵とした提携の時期から、足利義昭の鞆下向による決裂、そして西国の覇権をかけた戦争まで変転極まる両家の関係を、一次史料を多く 信長上洛後から本能寺の変前までの織田・毛利の関係を追った一冊。阿波三好を共通の敵とした提携の時期から、足利義昭の鞆下向による決裂、そして西国の覇権をかけた戦争まで変転極まる両家の関係を、一次史料を多く引用することで緊張感を持って再現している。またその中で織田家武将たちの熾烈な手柄争い、特に対毛利強硬路線の秀吉と、その対抗馬となった融和路線の光秀の関係も描かれる。毛利家メインでタイトルから想像する内容とはだいぶ異なるのだが、戦国時代後期の西国情勢がよくわかって面白い。 …続きを読む
    MUNEKAZ
    2020年02月27日
    11人がナイス!しています

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