• 記者ｖｓ警察、新聞社ｖｓ北海道警察、報道ｖｓ権力。警察の闇に鋭く食い込んで暴いた不正。暴かれた警察官僚の執拗なまでの報復。司法まで巻き込んでの闘い。そして会社は屈服。追い込まれた記者個人。時代は進み「 記者ｖｓ警察、新聞社ｖｓ北海道警察、報道ｖｓ権力。警察の闇に鋭く食い込んで暴いた不正。暴かれた警察官僚の執拗なまでの報復。司法まで巻き込んでの闘い。そして会社は屈服。追い込まれた記者個人。時代は進み「秘密保護法」。官権側の横暴さだけが暴走する。報道が持つ権力の監視役という一翼さえももぎ取る。この国に民主主義は存在するのか？！ …続きを読む
  detu

  2016年04月05日
  44人がナイス！しています
• 2003年から05年にかけて北海道新聞が報じた道警裏金問題。新聞協会賞や菊池寛賞もとった一大追及キャンペーンは、一方で警察との間で不協和音を生み出した。社内の使い込みなど裏事情も重なり、筆者をはじめ取材班は 2003年から05年にかけて北海道新聞が報じた道警裏金問題。新聞協会賞や菊池寛賞もとった一大追及キャンペーンは、一方で警察との間で不協和音を生み出した。社内の使い込みなど裏事情も重なり、筆者をはじめ取材班は、別の警察記事での謝罪とお詫び、処分を余儀なくされる。執拗に訂正を求めてくる道警元総務部長なる人物が、ターミネーターばりで恐ろしい。諍いは民事訴訟にまで発展するが、そこには道新との裏取引もあったことが明かされる。国家権力の恐ろしさとメディアの敗北の、深層を見事に描くノンフィクションの良書です。 …続きを読む
  おさむ

  2021年04月04日
  34人がナイス！しています
• 元北海道新聞記者が道警の裏金疑惑を取材し、報道界最高の賞といわれる新聞協会賞受賞。道警は非を認め、後日9億円余りを返還した。しかし道警は著者を訴訟裁判に持ち込み、恨みを晴らそうと企む。バックの新聞社は 元北海道新聞記者が道警の裏金疑惑を取材し、報道界最高の賞といわれる新聞協会賞受賞。道警は非を認め、後日9億円余りを返還した。しかし道警は著者を訴訟裁判に持ち込み、恨みを晴らそうと企む。バックの新聞社は著者を見放し道警に歩みよっていく様子、道警であった他の事件を絡めて真実はどこにあるのか追求していく。日本の中枢も個人の利益と名声のため、多くの人間がトカゲの尻尾切りの如く切り捨てられていく様子が生々しい。 …続きを読む
  James Hayashi

  2018年12月01日
  34人がナイス！しています

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