• 中国の怪談、志異には妖怪や鬼や仙人が多く登場しますが、一番始末が悪くて怖いのは生きてる人間。風刺が効いてて楽しめます。恐怖や叫喚で塗りこめられたhorrorではなく　人の心裏から覗く剽軽さや理解の及ばないも 中国の怪談、志異には妖怪や鬼や仙人が多く登場しますが、一番始末が悪くて怖いのは生きてる人間。風刺が効いてて楽しめます。恐怖や叫喚で塗りこめられたhorrorではなく　人の心裏から覗く剽軽さや理解の及ばないものへの戸惑いと愛着の描かれる世界に惹かれます。文化と政治は別物か、どうか…政治も又文化の一部…には異論があるとこでしょうが彼の国が産み出す物語の奥行きが時々恋しくなります。駆け引きや腹の読み合いは　人の常かも知れませんが　やはり生きてる人間の始末が厄介の種かも、と思う　この頃でございます。 …続きを読む
  キジネコ

  2012年06月30日
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• 中国版怪談。具体的な恐さではなく、現世で悪い事をすると、来世でどえらい目に遭うぞ！！って訓戒の話が多かった。舞台が中国だから仕方無いんだけど、登場人物の名前が漢字なので、四文字熟語みたいで把握するのに 中国版怪談。具体的な恐さではなく、現世で悪い事をすると、来世でどえらい目に遭うぞ！！って訓戒の話が多かった。舞台が中国だから仕方無いんだけど、登場人物の名前が漢字なので、四文字熟語みたいで把握するのに中々苦労しました。｢三世を経るのは、ほんの一瞬｣が好み。 …続きを読む
  青葉麒麟

  2016年11月03日
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• 「中国怪談」に続く2作目。様々な志怪小説から12作品を選び、原文よりも読みやすさに重点を置いて翻訳されたもの。好きなのは、前妻の子供につらく当たる後妻と前妻の魂が入れ替わる「鬼の後添い」、しつこく追いか 「中国怪談」に続く2作目。様々な志怪小説から12作品を選び、原文よりも読みやすさに重点を置いて翻訳されたもの。好きなのは、前妻の子供につらく当たる後妻と前妻の魂が入れ替わる「鬼の後添い」、しつこく追いかけてくる夜叉を撃退する「剣仙の革嚢」。訳者あとがきを見ずに現代の作家による志怪小説風の物語と勘違いして買ったけれど、やっぱり志怪小説は面白いな、好きだなとしみじみ。 …続きを読む
  アカツキ

  2023年12月31日
  8人がナイス！しています

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