もののはずみ

もののはずみ

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2009年06月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
224
ISBN:
9784043908011
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もののはずみ

  • 著者 堀江 敏幸
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2009年06月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
224
ISBN:
9784043908011

ものを愛し、ものに愛された作家の耳だけに聞こえるもの語り

作り手が透けて見えるような実直な製品や、元の持ち主の生活の匂いまで感じ取れる愛すべきがらくた。パリの裏路地のアンティークショップや、かび臭い古道具屋で、作家が出会った「もの」と「人」。 作り手が透けて見えるような実直な製品や、元の持ち主の生活の匂いまで感じ取れる愛すべきがらくた。パリの裏路地のアンティークショップや、かび臭い古道具屋で、作家が出会った「もの」と「人」。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「もののはずみ」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 映写機、コーヒーミル、熊のぬいぐるみといった身の回りのこまごまとしたものに対する偏愛を語ったエッセイ集。ちまちました話になりそうだが、とんでもなく面白い。これまで読んだ堀江さんの本の中で一番面白いと言 映写機、コーヒーミル、熊のぬいぐるみといった身の回りのこまごまとしたものに対する偏愛を語ったエッセイ集。ちまちました話になりそうだが、とんでもなく面白い。これまで読んだ堀江さんの本の中で一番面白いと言ってもいいぐらい。小説では抑えられているユーモアの要素が前に出ていて、思わずクスリとすることもあった。手帳、鉛筆、ナイフといったありふれたものの中にもドラマが詰まっていて、それを堀さんの鋭敏な感受性が掘り起こした感じ。人生の幸せはささやかなものの中にあることを、確信させてくれる本だった。 …続きを読む
    新地学@児童書病発動中
    2014年11月21日
    97人がナイス!しています
  • 新地学さんのオススメ本。力を抜いた作者と少し古いけれど生活の中に息づいていたガジェット達との関係が爽やかな笑いを誘う!「吸い殻入れと見まがう、うぐいす色の筒がスピーカーで古物市のおやじの言葉に乗せられ 新地学さんのオススメ本。力を抜いた作者と少し古いけれど生活の中に息づいていたガジェット達との関係が爽やかな笑いを誘う!「吸い殻入れと見まがう、うぐいす色の筒がスピーカーで古物市のおやじの言葉に乗せられ家にかついで持って帰った」や「娘が幼稚園に通っていた頃、特別な結び方を習ったとそこにあった鞄にチェック模様の熊を結んでくれた。世の中の常識からすると中年男が堂々と鞄にぶら下げていることは考えられないらしい。いったいなぜ鞄に熊なんか付けているんですか、熊がお好きなんですか、と何度もたずねられた。」等の面白話が… …続きを読む
    コットン
    2014年12月12日
    71人がナイス!しています
  • 堀江さんの様々な「もの」についての随筆集です。文章はそれぞれ2ページくらいで写真が必ず付いています。私は特に文房具関連のところを興味を持って読みました。この中で紹介されている、ヘンリー・ペトロスキーと 堀江さんの様々な「もの」についての随筆集です。文章はそれぞれ2ページくらいで写真が必ず付いています。私は特に文房具関連のところを興味を持って読みました。この中で紹介されている、ヘンリー・ペトロスキーという人が書いた「鉛筆と人間」という本を読みたくなりました。 …続きを読む
    KAZOO
    2015年05月21日
    51人がナイス!しています

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