君が壊れてしまう前に

君が壊れてしまう前に

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2001年02月23日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
336
ISBN:
9784043562015
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君が壊れてしまう前に

  • 著者 島田 雅彦
  • カバーデザイン 若尾 真一郎
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2001年02月23日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
336
ISBN:
9784043562015
ぼくのまわりは敵だらけだ。でもそんなぼくに謎の教師が教えてくれた、世界とうまく戦うコツを――。 ぼくのまわりは敵だらけだ。でもそんなぼくに謎の教師が教えてくれた、世界とうまく戦うコツを――。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「君が壊れてしまう前に」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 所謂中二病を一つ超えた中三日記。一九七五年って、物質的にこれほど豊かだったかなあとの疑問があるも、一人の少年の生活を日記形式でここまで赤裸々に書き綴った作品はそうはない。もとより日記なんて書くことがな 所謂中二病を一つ超えた中三日記。一九七五年って、物質的にこれほど豊かだったかなあとの疑問があるも、一人の少年の生活を日記形式でここまで赤裸々に書き綴った作品はそうはない。もとより日記なんて書くことがない日の方が圧倒的に多いのだが、さすが作家の創造力は凄いなあと思う。大ベストセラーとなった、湊かなえ「告白」と併せて読むと面白いかも(全然内容は違うけど) …続きを読む
    GaGa
    2010年11月19日
    39人がナイス!しています
  • 「ナンセンスなのは未来だけじゃない。過去もまた、どうしようもなくナンセンスだ。ナンセンスの板挟みになっているのが、現実のぼくというわけ」中学二年。大人への道に足を踏み入れ、それでも幼気で向こう見ずのま 「ナンセンスなのは未来だけじゃない。過去もまた、どうしようもなくナンセンスだ。ナンセンスの板挟みになっているのが、現実のぼくというわけ」中学二年。大人への道に足を踏み入れ、それでも幼気で向こう見ずのまま、暴れ始める自我と抑えきれぬ劣情の混沌に翻弄され、とにかく"何か"を求めたあの頃。日記形式で描かれる少年の日々、その猥雑さと切実さに、いつかのあの感情が蘇るような、そんな物語だった。純粋にこれは面白い。笑いあり涙ありの青春小説として楽しめた。自由の刑に処せられて、それでも無邪気でいる術が、ここにはある。 …続きを読む
    東京湾
    2020年04月13日
    10人がナイス!しています
  • 14歳の一年間。なかなか裕福な少年時代だと思う。読みながら、自分の中学時代を何度も思い出した。主人公がいい奴とかじゃなく、悪い事もしているので、悲喜こもごもの色々な感想を抱かされる。あの年頃の性欲も暴 14歳の一年間。なかなか裕福な少年時代だと思う。読みながら、自分の中学時代を何度も思い出した。主人公がいい奴とかじゃなく、悪い事もしているので、悲喜こもごもの色々な感想を抱かされる。あの年頃の性欲も暴力的衝動も正義感も悪徳も背伸びした知的好奇心も全てが本当で面白い。 …続きを読む
    にぼしいわしそっくりおじさん・寺
    2011年10月22日
    3人がナイス!しています

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