• 自作に関する解説本を自ら企画・監修するというのは非常に珍しい。確かウンベルト・エーコも「薔薇の名前」について覚書を書いていたが・・・ 第一線の研究者たちが各自の立場から瀬名秀明氏の「BRAIN VALLEY」と最 自作に関する解説本を自ら企画・監修するというのは非常に珍しい。確かウンベルト・エーコも「薔薇の名前」について覚書を書いていたが・・・ 第一線の研究者たちが各自の立場から瀬名秀明氏の「BRAIN VALLEY」と最新科学との接点について語るのだが、これが思ったより面白かった。 と言うより小説自体より分かりやすかったのには笑えた。各自の専門分野に関する推薦図書紹介もありブックレビューとしても有用。 …続きを読む
  ntahima

  2010年03月05日
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• 薬学博士という立場で、遺伝学、分子生物学を存分に駆使したSF、パラサイトイブで、鮮烈な作家デビューを果たした瀬名さんの二作目である「BRAIN VALLEY」は、脳科学や臨死体験、宗教学を駆使したこれも骨太なSFだっ 薬学博士という立場で、遺伝学、分子生物学を存分に駆使したSF、パラサイトイブで、鮮烈な作家デビューを果たした瀬名さんの二作目である「BRAIN VALLEY」は、脳科学や臨死体験、宗教学を駆使したこれも骨太なSFだった。そのハードな科学知識の背景を各分野の第一線に立つ実際の研究者自らが本編のガイドブックとなるべく書き下ろした解説集と言えるのが本書。でもね、本書が楽しい人は、ガイドなしでも本編は楽しいし、本編が難しくて読めない人は、本書も読めないと思うのです。贅沢な面白い本だけど、目的を達していないかと。 …続きを読む
  konomichi

  2017年06月20日
  2人がナイス！しています
• 作者自らが自身の作品の学術的内容に関して解説するという、あまり類を見ない企画。「意識」という見えないものに対して、様々な手法でのアプローチが面白い。個人的には人工生命から意識を再認識するのが興味深かっ 作者自らが自身の作品の学術的内容に関して解説するという、あまり類を見ない企画。「意識」という見えないものに対して、様々な手法でのアプローチが面白い。個人的には人工生命から意識を再認識するのが興味深かった。本編となる「BRAIN VALLEY」を読んだのがだいぶ前のため、はっきりと内容を覚えていなかったのがもったいなかったかな。 …続きを読む
  酔花

  2012年09月27日
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