• いつかジョズエは知る。自分が手に入れたものは、戦車より頑丈で、世界で一番強いものだと。ただそのときジョズエの人生に父グイドはいない。グイドは何故死ななければならなかったのか。ユダヤ人の誇りは何故踏みに いつかジョズエは知る。自分が手に入れたものは、戦車より頑丈で、世界で一番強いものだと。ただそのときジョズエの人生に父グイドはいない。グイドは何故死ななければならなかったのか。ユダヤ人の誇りは何故踏みにじられたのか。知ってなお、人生を美しいと思える。そんなプレゼントを貰ったのだ。ジョズエが生きる人生は、息子を守り抜いたグイドの人生でもある。シナリオ、シーン82。目を凝らして、唸るように読み進めた。映画とは違う結末を読みたかった。人が作る悲劇。人が作る地獄。それでも、そこに愛がある限り、やっぱり人生は美しい。 …続きを読む
  しいたけ

  2017年05月10日
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• 読書会に向けて読了。本書を読んでから背景となる知識を得ようと色々調べたらやはり深すぎてキリが無かった。しかしアウシュビッツが作られた背景、ユダヤ人が迫害された理由や、ナチスが行ったアウシュビッツ収容所 読書会に向けて読了。本書を読んでから背景となる知識を得ようと色々調べたらやはり深すぎてキリが無かった。しかしアウシュビッツが作られた背景、ユダヤ人が迫害された理由や、ナチスが行ったアウシュビッツ収容所とは対極にある政策、物語と史実（と言われているもの）の違いなどなど興味深い内容が多数。個人的に1番印象的だったのは、収容所入口に「働けば自由になれる」と書かれており、真偽の程はわからないが収容される人は拐かされお洒落して出かけて行ったという話。事実であれば連れ去られるより残酷だと思った。 …続きを読む
  Mμ

  2021年03月13日
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• 映画の脚本ですね。初めは陽気なイタリアのドタバタ恋愛ものと思えましたが、中盤から重苦しい展開に…。イタリアはイタリア自信ではなく、ナチスドイツによって暗い時期を歩かさせられたのですね。初め、グイドは単 映画の脚本ですね。初めは陽気なイタリアのドタバタ恋愛ものと思えましたが、中盤から重苦しい展開に…。イタリアはイタリア自信ではなく、ナチスドイツによって暗い時期を歩かさせられたのですね。初め、グイドは単なるお調子者と思っていましたが、子供に辛い思いをさせないためにすることに唸らされた。最後、グイドはどうなったんだろう？気になる。ジョズエとドーラは生き延びることができたのは分かっているんだけど。 …続きを読む
  背古巣

  2019年05月24日
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