双生の荒鷲

双生の荒鷲

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
1999年05月21日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
464
ISBN:
9784042795018
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双生の荒鷲

  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
1999年05月21日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
464
ISBN:
9784042795018

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「双生の荒鷲」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • さずが戦記モノ作品を書かせたら一品。ケルソー兄弟(双子の兄マックスと弟ハリー)の悲劇を描く。『わたし』と称する作家の第2次大戦のルポというかたちで著者の体験として語られる設定。ライサンダーやユンカース さずが戦記モノ作品を書かせたら一品。ケルソー兄弟(双子の兄マックスと弟ハリー)の悲劇を描く。『わたし』と称する作家の第2次大戦のルポというかたちで著者の体験として語られる設定。ライサンダーやユンカース(Ju88S)、Me109(メッサーシュミットのこと。でも正式名はMe109)、またシュトルヒにランカスター(B-17)等が登場し、往年の戦闘機ファンに見せ所満載の空戦が描かれている。始めはゆっくりなテンポで進み、後半一気にテンポアップする記述は、ラヴェルの『ボレロ』を聴いているような雰囲気を醸しだしている。 …続きを読む
    ヴェルナーの日記
    2015年02月25日
    76人がナイス!しています
  • 傑作だった。僕的には『鷲は舞い降りた』に次ぐ作品、もっと早く読めば良かった。大河小説的航空冒険小説。米国人の父とドイツ人の母とに生まれた双子の兄弟。マックスは母とともにドイツに帰国し、ハリーは祖父とと 傑作だった。僕的には『鷲は舞い降りた』に次ぐ作品、もっと早く読めば良かった。大河小説的航空冒険小説。米国人の父とドイツ人の母とに生まれた双子の兄弟。マックスは母とともにドイツに帰国し、ハリーは祖父とともに米国に残る。それぞれルフトバッフェとロイヤル・エアフォースのエースとなった生まれながらの飛行機乗り。ヒギンズは、ドイツ人も誇り高い男として描いているところが好きです。戦争は、運命は再び兄弟を翻弄する。驚愕のラストでは頬に伝わる熱いものが…。シュタイナーやスコルツェニー好きの皆さんには是非読んでもらいたい。 …続きを読む
    Shintaro
    2016年03月12日
    55人がナイス!しています
  • 自分の中でも生涯No.1の『鷲は舞い降りた』のヒギンズも90年代になると駄作の連発で終わった作家との認識があったため、最近まで本書の存在さえ知らなかったのだが...ごめんなさいヒギンズ先生、私が間違っており 自分の中でも生涯No.1の『鷲は舞い降りた』のヒギンズも90年代になると駄作の連発で終わった作家との認識があったため、最近まで本書の存在さえ知らなかったのだが...ごめんなさいヒギンズ先生、私が間違っておりました。物語としては鷲舞のパターンを継承しつつも本作ではアーチャーのクリフトン年代記の様な味わいも楽しめる。実在の人物達との絡みも面白く、特にガーラントなどはイメージ通りの描き方。ヒムラーのぶれない卑劣さもある意味すがすがしい。鷲舞が100点とすれば95点はつけられる正に本格航空冒険小説。 …続きを読む
    Panzer Leader
    2016年11月05日
    28人がナイス!しています

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