• 小さき者、持たざる者に束の間の夢を見せた後になぎ倒す。だからスタインベックは嫌なんだと言いたい。心がざらざらする。人の感情の移ろいと自然描写が繊細。◼︎ジョン・スタインベックを読む（2/1～28）イベントに 小さき者、持たざる者に束の間の夢を見せた後になぎ倒す。だからスタインベックは嫌なんだと言いたい。心がざらざらする。人の感情の移ろいと自然描写が繊細。◼︎ジョン・スタインベックを読む（2/1～28）イベントに参加して。 …続きを読む
  こばまり

  2017年02月14日
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• 真珠の輝きのような素敵な物語を期待していたが、著者がスタインベックだったのを忘れていた・笑　先住民である主人公の祖先からの伝承が元となっている。単なる我欲ではなく、虐げられた民族の一発逆転を試みたのに 真珠の輝きのような素敵な物語を期待していたが、著者がスタインベックだったのを忘れていた・笑　先住民である主人公の祖先からの伝承が元となっている。単なる我欲ではなく、虐げられた民族の一発逆転を試みたのに、その結末の意外さはヴィスコンティの『揺れる大地』を彷彿させた。当時、搾取される側に勝ち目はないのが常だったからこそ、それを世間に知らしめ、変えなければという思いがあったのかもしれない。読んだきっかけは全然別なのだが、技術と経験を十分得た半世紀後の今、昔に戻りつつある状況というのは、これ如何に！？　 …続きを読む
  ごく

  2021年04月15日
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• ジョン・スタインベックの中篇。ネイティブ・アメリカンで貧しい漁民のキーノはある日、素潜り漁の際に、巨大な真珠を見つける。彼はそれを売って、子どもに教育を受けさせ、貧困から抜け出すことを夢見る。しかし、 ジョン・スタインベックの中篇。ネイティブ・アメリカンで貧しい漁民のキーノはある日、素潜り漁の際に、巨大な真珠を見つける。彼はそれを売って、子どもに教育を受けさせ、貧困から抜け出すことを夢見る。しかし、周囲や商人の意見の真偽を見極められないため、真珠を売れず、強盗団に追われる身となる。そして悲劇が襲う。現代でも、宝くじや株が当たって、新興成金となる人がいる。しかし、幸せになった話よりも、不幸な運命を辿った話を多く聞く。その意味で、時代と場所を超えて、財産と幸せの関係について考えさせられた良書だ。（原著） …続きを読む
  gogo

  2016年10月04日
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