翼ある蛇 上巻

翼ある蛇 上巻

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
1988年07月30日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
416
ISBN:
9784042105091
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翼ある蛇 上巻

  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
1988年07月30日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
416
ISBN:
9784042105091

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「翼ある蛇 上巻」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 以前読んだ『息子と恋人』の清澄で凛とした文体とはうってかわって、とてもねっとりとことばを尽くしてひとつひとつのシーンを構築していく。メキシコを舞台とし、異教的なエキゾティシズムをぷんぷん漂わせながら、 以前読んだ『息子と恋人』の清澄で凛とした文体とはうってかわって、とてもねっとりとことばを尽くしてひとつひとつのシーンを構築していく。メキシコを舞台とし、異教的なエキゾティシズムをぷんぷん漂わせながら、性的なニュアンスを帯びた描写をふんだんに織り交ぜ、何ともいえない異様な世界観を提示する。ヨーロッパ人の女の目を通した、南米メキシコへの嫌悪感と、官能的な美しさのみなぎる男たちへ憧憬の入り混じった感情をえぐりだしていくのがとても面白い。下巻の展開が楽しみ。 …続きを読む
    keroo
    2014年02月21日
    3人がナイス!しています
  • 19ー2021 19ー2021
    canabi
    2021年03月14日
    0人がナイス!しています
  • メキシコを訪れた未亡人のアイルランド女が主人公の小説だが、どうにも人間の描写が図式的で入り込めない。特に主人公であるケイトの内面と、地の文に現れるおそらく著者のものと思われる主張(自由間接話法の可能性 メキシコを訪れた未亡人のアイルランド女が主人公の小説だが、どうにも人間の描写が図式的で入り込めない。特に主人公であるケイトの内面と、地の文に現れるおそらく著者のものと思われる主張(自由間接話法の可能性はあるが)がわりと変わらない部分が多かったりして、ロレンスのメキシコ語りが小説の形で行われているのか?と訝ってしまう。挿入される詩は流石だと思う。白人の異文化理解小説は色々あるだろうが、上巻の段階では典型的なオリエンタリズム以上のものは何も感じられない。フォースターの『インドへの道』は偉大だと思い起こされる。 …続きを読む
    毒モナカジャンボ
    2019年08月29日
    0人がナイス!しています

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