ランボオの手紙

ランボオの手紙

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
1992年12月17日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
224
ISBN:
9784042015024
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ランボオの手紙

  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
1992年12月17日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
224
ISBN:
9784042015024

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「ランボオの手紙」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 高校時代、詩と思しきものを書いていた時期があった。もうそのノートもないのだが、思い出すだけでも恥ずかしくなる詩だった。そして、ランボーを知るのである。ランボーを読めれば自分も天才のような気がした。しか 高校時代、詩と思しきものを書いていた時期があった。もうそのノートもないのだが、思い出すだけでも恥ずかしくなる詩だった。そして、ランボーを知るのである。ランボーを読めれば自分も天才のような気がした。しかし、ランボーの詩は読めなかった。詩は抒情詩のように自分の心の内を読むものだと思っていた。さらに発展させて物語詩。象徴詩。ランボーはさらに高踏派。詩の成り立ちまで探求していく。ランボーが17歳の時に先生に出した手紙で、すでに高踏派を目指すといい、ミューズ(詩神)が降りてきたと。 …続きを読む
    かふ
    2022年02月14日
    15人がナイス!しています
  • 若くして卓越した才能を開花させ、しかし齢二十にして『地獄の季節』を以て文学と絶縁し、やがて砂漠への放浪の末熱病に倒れたランボー。その詩人としての若き日の足跡を辿る書簡集。学生時代からヴェルレーヌとの訣 若くして卓越した才能を開花させ、しかし齢二十にして『地獄の季節』を以て文学と絶縁し、やがて砂漠への放浪の末熱病に倒れたランボー。その詩人としての若き日の足跡を辿る書簡集。学生時代からヴェルレーヌとの訣別までに書かれた手紙が収録されており、青き日の溢れる情熱や、自身の詩世界の展望、浪漫主義の考察、そしてヴェルレーヌへの愛憎等々を垣間見ることができる。併録された解説・論評も青年期の遍歴や親との確執、その後の放浪についてなど充実したものとなっており、詩人ランボーの人間像に迫ることのできる、読み応えある本だった。 …続きを読む
    東京湾
    2020年04月15日
    9人がナイス!しています
  • 「彼はそれからマダム・ヴェルレーヌの部屋へ飛び込むや、寝床のうえに無我夢中で身を投げ出して慟哭して叫んだ。/――俺を射ってくれ!/彼は半狂乱のように前後不覚に取り乱しながら、ランボオの手に自分の拳銃を握 「彼はそれからマダム・ヴェルレーヌの部屋へ飛び込むや、寝床のうえに無我夢中で身を投げ出して慟哭して叫んだ。/――俺を射ってくれ!/彼は半狂乱のように前後不覚に取り乱しながら、ランボオの手に自分の拳銃を握らせて顳顬にそれをあてがっていた。/――俺を射ってくれ、なぜ射たないんだ。/その時の彼の態度は自分のしでかした事に対する深い悔恨の情にみたされていた。/けれどもランボオは無愛想な様子でいつまでもつっ立っていた。/一八七三年七月十日午後二時の出来事だった。」 …続きを読む
    桜井晴也
    2012年03月23日
    3人がナイス!しています

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