惑星P-13の秘密

惑星P-13の秘密

label
  • 定価: (本体円+税)
発売日:
1992年10月22日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
288
ISBN:
9784041844014
label

惑星P-13の秘密

  • 著者 高橋 源一郎
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
1992年10月22日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
288
ISBN:
9784041844014

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「惑星P-13の秘密」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • ☆☆☆★ まさしく奇書。パロディ・虚構のお手本のような小説(小説と言ってよいかわからない)。荒唐無稽な音楽作品、変なスポーツ、超マニアックな雑誌、恐ろしい病気、破天荒な文学など。面白かった。 ☆☆☆★ まさしく奇書。パロディ・虚構のお手本のような小説(小説と言ってよいかわからない)。荒唐無稽な音楽作品、変なスポーツ、超マニアックな雑誌、恐ろしい病気、破天荒な文学など。面白かった。
    メタボン
    2019年02月03日
    21人がナイス!しています
  • 偽書にSFに幻想世界、奇想のごた混ぜ詰め合わせ。だけど、書いたのが高橋源一郎となると、「あれ…?さようならギャン一郎にしてはフツーだな…」という気持ちになってしまう。節々に社会風刺風味をまじえるにしても、 偽書にSFに幻想世界、奇想のごた混ぜ詰め合わせ。だけど、書いたのが高橋源一郎となると、「あれ…?さようならギャン一郎にしてはフツーだな…」という気持ちになってしまう。節々に社会風刺風味をまじえるにしても、なんというか、そのやり口もどことなくフツーだ。過去のポストモダニった著作では、固有名詞と意味とをカットアップし、関係になにかを見出そうとする価値概念をもズタズタに切り裂いていたのだけれど、本作ではそういった攻撃性が、皆無とまではいかずとも、ずいぶんおとなしい。まあそれはそれでいいんだけど、やっぱフツーだ。 …続きを読む
    田氏
    2022年09月26日
    20人がナイス!しています
  • ブンガクの宝石箱やぁ。『ペンギン村に陽は落ちて』の則巻千兵衛博士の発明品の目録から、かのニコちゃん大王の詩、マルコ・ポーロの偽『東方見聞録』、失われた「尻叩き」や「仲良し」といった職業、新しいスポーツ ブンガクの宝石箱やぁ。『ペンギン村に陽は落ちて』の則巻千兵衛博士の発明品の目録から、かのニコちゃん大王の詩、マルコ・ポーロの偽『東方見聞録』、失われた「尻叩き」や「仲良し」といった職業、新しいスポーツや未知の植物に言語に病、野球にまつわる図書リスト、それから探偵小説だってある。こうやって並べるだけでも楽しい。そして読んでいけばいくほど、ぼくはゲンイチローさんという宇宙に解き放たれる。孤独だ。読書の、幸せな孤独。 …続きを読む
    ちぇけら
    2018年09月25日
    13人がナイス!しています

powered by 読書メーター

最近チェックした商品