「終戦前後 新聞記者が語りつぐ戦争 1」感想・レビュー
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本書の白眉はやはり、闇米を拒否して殉職した「山口判事」であろう。彼の頑なな態度を法律馬鹿とか、人間性が欠落していると批判する向きは今でもあろうが、私はそうは思わない。なぜなら、彼は法に殉じたのではなく …続きを読む2022年08月11日31人がナイス!しています
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本書の直接の感想でないが、戦後77年で当時の体験を語っている記事を読んでいる時、ふと、この人たちが亡くなったら、もう実際に知っている人がいなくなるとふと思った。小さな頃から「戦争は絶対に駄目」と徹底的に …続きを読む2022年11月13日6人がナイス!しています
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いろんな項目凝縮の一冊。特に闇米を拒否して亡くなった判事さんの章がきつかった…。矛盾を押しつける国のやり方、いつでもオエライさんは逃げられる構図、このもやっと感。そんな中、すごい方がいたんだなぁと。( …続きを読む2013年12月09日1人がナイス!しています