蘇える金狼 完結篇

蘇える金狼 完結篇

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
1974年06月07日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
512
ISBN:
9784041362037
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蘇える金狼 完結篇

  • 著者 大薮 春彦
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
1974年06月07日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
512
ISBN:
9784041362037

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「蘇える金狼 完結篇」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 野望のためには殺しも辞さない、非情に見える朝倉哲也だが、彼は決してマシンではない。血も涙もなく、人を殺めるわけではないのだ。その先には、腐敗した首脳陣にひとあわ食わせ、会社を乗っ取るという野望がある。 野望のためには殺しも辞さない、非情に見える朝倉哲也だが、彼は決してマシンではない。血も涙もなく、人を殺めるわけではないのだ。その先には、腐敗した首脳陣にひとあわ食わせ、会社を乗っ取るという野望がある。単なる利己主義に陥らず、快楽のための殺人でもなく、朝倉が非情を貫けるのは、底辺にいなければならなかった社会への復讐ゆえだ。それでいて、目的のために社長令嬢に近付いた朝倉が、令嬢と逢瀬を繰り返すうち、「これが本当の人生かもしれない」という思いが一瞬よぎったりする。(つづく) …続きを読む
    ぐうぐう
    2019年06月11日
    33人がナイス!しています
  • ブックメーターだと新装版の完結編のデータがまだないようです。久しぶりの読了だが、大藪作品だけあり、ひとつひとつの描写が恐ろしく緻密で神経症的な臆病ささえ感じられるほど。恐らく一般的なハードボイルド作品 ブックメーターだと新装版の完結編のデータがまだないようです。久しぶりの読了だが、大藪作品だけあり、ひとつひとつの描写が恐ろしく緻密で神経症的な臆病ささえ感じられるほど。恐らく一般的なハードボイルド作品であれば、「似た者同士」の桜井と朝倉が因縁の対決をクライマックスに迎えるような展開が用意されていたと思うが、大藪春彦はそういったドラマチックな要素を意図的に排除し、感傷が混じらぬ徹底的にドライな手触りの物語を作り上げることに終始している印象を受ける。あと肉ばっかり食ってるように見えて野菜も結構食べてるのが意外 …続きを読む
    太郎丸
    2020年04月26日
    9人がナイス!しています
  • 一匹狼だね!大藪春彦の作品は、食欲と○欲が湧いてくる! 一匹狼だね!大藪春彦の作品は、食欲と○欲が湧いてくる!
    コニタン
    2017年11月05日
    6人がナイス!しています

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