掲載開始日 2019年03月26日
「なんで、俺じゃなくてあいつなんだ」思春期の葛藤と心の成長を描く青春小説『キャプテンマークと銭湯と』発売!
サッカー少年達のストレートな心理、失われる日本の風景。読後じんわり心が熱くなる青春序章の物語
株式会社KADOKAWAは、入試・学参問題に多数起用された『駅伝ランナー』の著者 佐藤いつ子の最新作『キャプテンマークと銭湯と』を発売いたしました。
株式会社KADOKAWAは、入試・学参問題に多数起用された『駅伝ランナー』の著者 佐藤いつ子の最新作『キャプテンマークと銭湯と』を発売いたしました。
中学生は、新しい環境に戸惑ったり他人と比べながら少しずつ大人になっていく時期です。
頭ではわかっていても納得できない事が増えてくる、そんな多感な時期の少年達のストレートな心理や成長していく姿、一方、懐かしくも消えていく日本の風景を描いた佐藤いつ子の2作目。
イラストレーターは前作に続き佐藤真紀子氏を起用。生き生きとした挿画で物語の思いを更に深めます。
「読んでいて、上質な児童文学ってこういうことだなあと、うならされました。」(丸善 丸の内本店 兼森理恵さん)
「奥行きが深く、意外な物語展開が魅力的で素晴らしい作品だ」(評論家 野上 暁氏 )
「キャプテンは、」
耳の奥がきんとした。「大地にお願いしたい」
――息も止まった。周りがかすかにざわついた。
中学一年の加賀谷周斗は、ずっとサッカークラブチームでキャプテンを務めてきたが強豪クラブから移ってきた大地にキャプテンを交代させられてしまう。
居場所を奪われたような不安と悔しさからチームメイトを強く非難したことがきっかけでチームから孤立し、練習をサボるように…
そんな帰宅途中、古い銭湯「楽々湯」を見つける。死んだ祖父によく連れてきてもらったことを思い出し、懐かしい心から通うようになった周斗。
銭湯で出会った人達と話すうちに、もう一度チームに戻る決心をして再び練習に参加するが、ある日突然「楽々湯」の閉店を知る。
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http://www.ehonnavi.net/ehon00.asp?no=123605
●著者プロフィール
佐藤いつ子
青山学院大学文学部卒業。IT企業勤務後、創作活動開始。『フリマでゲット!』で第30回日産童話と絵本のグランプリで優秀賞受賞。あさのあつこ氏の推薦でデビュー作となった既刊『駅伝ランナー』全三巻(角川文庫)は刊行直後、朝日小学生新聞年末年始の国語問題として全面掲載されたのを皮切りに入試・学参問題に40件以上起用、16年度神奈川県優良図書に選ばれるなど高い評価を得た。横浜市在住。
●書誌情報
『キャプテンマークと銭湯と』
作:佐藤いつ子
絵:佐藤真紀子
発売中
仕様:四六判ハードカバー/248頁
定価:1,300円(+税)
ISBN:978-4-04-107705-4
発行:株式会社KADOKAWA
https://www.kadokawa.co.jp/product/321808000474/
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