アズキとナンキン 1

アズキとナンキン 1

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2026年11月12日
判型:
B6判
ページ数:
164
ISBN:
9784045003233
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アズキとナンキン 1

  • 著者 圷 見南子
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2026年11月12日
判型:
B6判
ページ数:
164
ISBN:
9784045003233

谷口菜津子『じゃあ、あんたが作ってみろよ(ぶんか社刊)』、賞賛。

圷先生の緻密な心理描写は、こちらの居心地を悪くするほど鋭く真っ直ぐだ。
その苦しいほどに真摯に、目の前にいる人たちと向き合い続ける姿は、なんて眩しく美しいんだろう。
―――谷口菜津子『じゃあ、あんたが作ってみろよ(ぶんか社刊)』『まめとむぎ(双葉社刊)』

====

2022年、春。冬野至(ふゆのいたる)の伯母が亡くなった――。

葬儀の席で、母を亡くしたばかりの娘のあずさは、戸惑いながらも家族としての役割を果たそうとしていた。
慣れない喪服の生地が背中に擦れて気になり、落ち着かない様子で何度も背中に手を伸ばしてしまう。
焼香の手つきもどこかぎこちない。
式が無事に終わり、親戚たちに囲まれた精進落としの席につくと、今度は次々と慰めの声をかけられるのだった。


「大丈夫?」
「急なことで大変ね」
「田舎で祖母ちゃんと一緒に暮らさない?」

心配から生まれた言葉のひとつひとつが、あずさの心を追いつめていく。
そんな彼女を見た至は、

「僕が、あずさちゃんの家に下宿します」

彼女を、この息苦しい状況から少しでも救うため。
――けれど、それだけが理由ではなかった。

至自身もまた、美大への進学に反対する父親から離れるため、実家を出ようとしていた。
家を出られるのなら、住む場所はどこでもよかった。
こうして東京の街で、いとこ同士のふたり暮らしが始まった。

「生きづらさ」を抱える、すべての人へ。
心に絡みついたものを、そっとほどいていく――。
これは、心の居場所を描いたヒューマンドラマ。
圷先生の緻密な心理描写は、こちらの居心地を悪くするほど鋭く真っ直ぐだ。
その苦しいほどに真摯に、目の前にいる人たちと向き合い続ける姿は、なんて眩しく美しいんだろう。
―――谷口菜津子『じゃあ、あんたが作ってみろよ(ぶんか社刊)』『まめとむぎ(双葉社刊)』

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2022年、春。冬野至(ふゆのいたる)の伯母が亡くなった――。

葬儀の席で、母を亡くしたばかりの娘のあずさは、戸惑いながらも家族としての役割を果たそうとしていた。
慣れない喪服の生地が背中に擦れて気になり、落ち着かない様子で何度も背中に手を伸ばしてしまう。
焼香の手つきもどこかぎこちない。
式が無事に終わり、親戚たちに囲まれた精進落としの席につくと、今度は次々と慰めの声をかけられるのだった。


「大丈夫?」
「急なことで大変ね」
「田舎で祖母ちゃんと一緒に暮らさない?」

心配から生まれた言葉のひとつひとつが、あずさの心を追いつめていく。
そんな彼女を見た至は、

「僕が、あずさちゃんの家に下宿します」

彼女を、この息苦しい状況から少しでも救うため。
――けれど、それだけが理由ではなかった。

至自身もまた、美大への進学に反対する父親から離れるため、実家を出ようとしていた。
家を出られるのなら、住む場所はどこでもよかった。
こうして東京の街で、いとこ同士のふたり暮らしが始まった。

「生きづらさ」を抱える、すべての人へ。
心に絡みついたものを、そっとほどいていく――。
これは、心の居場所を描いたヒューマンドラマ。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

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