努力家の先輩に『恋人の練習』をさせていたら、天才の私だけが本気になってしまった話 ふたりきりの放課後、秘密の演技指導

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  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2026年08月25日
判型:
文庫判
ページ数:
328
ISBN:
9784046604781
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努力家の先輩に『恋人の練習』をさせていたら、天才の私だけが本気になってしまった話 ふたりきりの放課後、秘密の演技指導

  • 著者 空洞 ユキ
  • イラスト みすみ
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2026年08月25日
判型:
文庫判
ページ数:
328
ISBN:
9784046604781

――たとえ演技だと、分かっていたとしても。

「ファーストキスを、舞台に捧げてはいけないよ」
天才女優と称されるわたし・氷上沙凪は、高校に通い始めた。高校とは、青春だ。台詞以外で口にしたことのないその言葉は、濁音を含んでいないのに舌がざらつくような不快な感じがする。だから、一人の放課後に突然押しかけてきた演劇部部長・日野朱莉に演技指導することも、乗り気ではなかった。
日野朱莉、先輩。脳裏にちらつく黒髪。犬の尻尾を幻視するようなポニーテール。一生懸命演技をすれば、必ず観客に届くと信じている無垢さ。日常に不慣れなわたしを見守る表情に、触れ合った時に香る、制汗剤の匂いまで。先輩は、不快だった。不快だった、はずなのに。
「ファーストキスを、舞台に捧げてはいけないよ」
天才女優と称されるわたし・氷上沙凪は、高校に通い始めた。高校とは、青春だ。台詞以外で口にしたことのないその言葉は、濁音を含んでいないのに舌がざらつくような不快な感じがする。だから、一人の放課後に突然押しかけてきた演劇部部長・日野朱莉に演技指導することも、乗り気ではなかった。
日野朱莉、先輩。脳裏にちらつく黒髪。犬の尻尾を幻視するようなポニーテール。一生懸命演技をすれば、必ず観客に届くと信じている無垢さ。日常に不慣れなわたしを見守る表情に、触れ合った時に香る、制汗剤の匂いまで。先輩は、不快だった。不快だった、はずなのに。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

  • ニコニコカドカワ祭り2026

「努力家の先輩に『恋人の練習』をさせていたら、天才の私だけが本気になってしまった話 ふたりきりの放課後、秘密の演技指導」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 「ファーストキスを、舞台に捧げてはいけないよ」なんと素敵な言葉なのでしょうか。この言葉こそが、本作品(少なくともこの回の)本質ではないだろうかと思いました。天才女優・沙凪と俳優を目指す努力家の朱莉先輩 「ファーストキスを、舞台に捧げてはいけないよ」なんと素敵な言葉なのでしょうか。この言葉こそが、本作品(少なくともこの回の)本質ではないだろうかと思いました。天才女優・沙凪と俳優を目指す努力家の朱莉先輩との、演技指導を通じた交流を描く本作品。一貫して沙凪の視点で描かれるので、彼女の思考を読者はトレースできるものの、朱莉先輩のそれは文章で語られたものから感じ取るしかありません。そんな作品の構成が巧みでした。だから、最後に二人の相手に対する思いの真実を知り、とても切なくなってしまいました。これは傑作。 …続きを読む
    芳樹
    2026年09月05日
    29人がナイス!しています
  • 休業して高校に通い始めた若手天才女優・氷上沙凪が、部活紹介で演劇部部長・日野朱莉と運命的な出会いを果たすガールズ小説。カースト上位の告白もあっさり断り、恩人の教師・下地環の車で登下校する日々を送る沙凪 休業して高校に通い始めた若手天才女優・氷上沙凪が、部活紹介で演劇部部長・日野朱莉と運命的な出会いを果たすガールズ小説。カースト上位の告白もあっさり断り、恩人の教師・下地環の車で登下校する日々を送る沙凪の前に現れ、演技指導を懇願した朱莉。無垢で真っ直ぐな彼女を容赦なく指導しながら、関係を積み重ねてゆく中で起きた事件。浮き彫りになってゆく沙凪の両親との関係や、謎めいた環の背景も気になるところですが、少しずつ心境が変化していった沙凪が迎える結末はなかなか鮮烈で、彼女たちの物語の続きをまた読んでみたくなりました。 …続きを読む
    よっち
    2026年08月25日
    25人がナイス!しています
  • 天才子役後輩と役者の夢を追いかける先輩の縁起を通じた少女恋愛。 演技に関する設定や描写は薄く、のらりくらりとかわしている雰囲気は感じるが、代わりに勿体ぶった心情描写には力を入れている。アニメで言えば昔 天才子役後輩と役者の夢を追いかける先輩の縁起を通じた少女恋愛。 演技に関する設定や描写は薄く、のらりくらりとかわしている雰囲気は感じるが、代わりに勿体ぶった心情描写には力を入れている。アニメで言えば昔のシャフト作品に近いだろうか。舞台でどれだけの熱量を持っても、降りた瞬間それは演技になる。そんな人生を送ってきて本心を滲ますことさえどうやってやれば良いか分からなかった女が、初めて恋心を覚える。相手と舞台で本心を通じあえたと思ったら、格下の先輩は降りた瞬間、演技にしてしまった。してやられたのだ。(1/2) …続きを読む
    のれん
    2026年08月30日
    13人がナイス!しています

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