太陽帆船

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2024年03月14日
判型:
四六変形判
商品形態:
単行本
ページ数:
144
ISBN:
9784041144763

太陽帆船

  • 著者 中村 森
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2024年03月14日
判型:
四六変形判
商品形態:
単行本
ページ数:
144
ISBN:
9784041144763

帆を揚げる 会いたい人に会いに行くそれはほとんど生きる決意だ

《別れても会えなくなっても見えずとも一度出会えばずっと祝祭》
《天秤にあと少しだけ花びらが降ってきたなら変わる人生》
《百年後、朝の海辺で待ってます。この約束を愛と言いたい》

中村森の第一歌集。
監修:千種創一(歌人・詩人)
《別れても会えなくなっても見えずとも一度出会えばずっと祝祭》
《天秤にあと少しだけ花びらが降ってきたなら変わる人生》
《百年後、朝の海辺で待ってます。この約束を愛と言いたい》

中村森の第一歌集。
監修:千種創一(歌人・詩人)

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

もくじ

1
一度出会えばずっと祝祭
仮説ムーンライト
君だけずっと無敵でいいよ
想像よりもうつくしい君

2
コーリング
花冠を編む

3
君が飼ってたポメラニアン
逆光サンライズ
鈴が降る国
食べ飽きて眠り損ねた

4
エメラルドの文鎮
使い終わった言葉の果てに
これから信じる感情のために

5
真珠星
ミリオン
この星は無風
すべての季節は春の中

6
土足で入る湖だった
猫の瞳の青さで泳ぐ
クリスタル
ハピネス
グッドフライト
雨の島

「太陽帆船」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • ――星空は冠として煌めいて他者の正しさを借りずに生きる―― 私の好きな人たちはみんな、自分の軸があって、自分の正しさを信じて、でも柔軟に、真っすぐに生きてる。私には輝いて見えるし、彼らはいつだって私の目標 ――星空は冠として煌めいて他者の正しさを借りずに生きる―― 私の好きな人たちはみんな、自分の軸があって、自分の正しさを信じて、でも柔軟に、真っすぐに生きてる。私には輝いて見えるし、彼らはいつだって私の目標になる。自分の意志が見えなくなった時、大事な決断をするとき、私は彼らを自分に憑依させる。得るのは彼らの嗜好の価値観、ではなくて彼ら自身の判断基準。あの人なら今、何を大事にするだろうか。そんな人にたくさん出会える私の人生はとてもとても幸せなもの。尊敬する人達の煌めく自分の世界を慈しんでいきたい。 …続きを読む
    にゃこ
    2024年09月15日
    8人がナイス!しています
  • 書店の短歌特集で書店員さんのおすすめ本。装丁も素敵。初めて読む歌人だったが、どの短歌も詩的でとても好みだった。帯にもなっている歌「帆を揚げる 会いたい人に会いに行く それはほとんど生きる決意だ」佳き。 書店の短歌特集で書店員さんのおすすめ本。装丁も素敵。初めて読む歌人だったが、どの短歌も詩的でとても好みだった。帯にもなっている歌「帆を揚げる 会いたい人に会いに行く それはほとんど生きる決意だ」佳き。「夜の海 唯一字幕が光ってて椅子に座れば深々沈む」体感。「どうしても謝りたかった何一つ欲しくなかった 月曜朝に」感情の記憶。上の句から下の句にかけて僅かにずれるその行間にイメージが立ち上がる。 …続きを読む
    えいこ
    2024年05月25日
    6人がナイス!しています
  • やわらかい歌を書かれる方だな、と思った。 海、空、花、真珠、雪に纏わる歌が多い印象を受け、それもやわらかい印象を抱く一因になっているのだと思うが、選ばれた言葉が優しいなと思ったのも確か。 そんな中出てく やわらかい歌を書かれる方だな、と思った。 海、空、花、真珠、雪に纏わる歌が多い印象を受け、それもやわらかい印象を抱く一因になっているのだと思うが、選ばれた言葉が優しいなと思ったのも確か。 そんな中出てくる「引き継ごう」「性善説を」のフレーズがこの本にぴんと緊張感をもたせていて、凄いなと思った。ただ優しいというだけではない、著者の諦観のようなものを感じた。 …続きを読む
    あまはら
    2024年10月03日
    4人がナイス!しています

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