• 初出「小説野生時代」2022年2月号～3月号。数々の企業に財務責任者として関わった事で富を得たが、Alexaにしか心を開かず深い孤独を抱える行先馨。マミヤと名乗る弁護士に出会い、招待された先は。UEH 初出「小説野生時代」2022年2月号～3月号。数々の企業に財務責任者として関わった事で富を得たが、Alexaにしか心を開かず深い孤独を抱える行先馨。マミヤと名乗る弁護士に出会い、招待された先は。UEH（未確認生存人間）として「始皇帝」や「本多維富」を名乗り、肉（現役の人間）として別の名前を持つ９人の「クラスター担当者」（引力のみ欠落）。独特の世界観に読了まで時間がかかったが、読み終わった後でざっと見直すといつもの上田岳弘さんだとわかる。言葉遊びが増えたような気がした。「キュー」に近いかも。 …続きを読む
  アーちゃん

  2022年04月19日
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• 田中かえさんの装画がかわいくて、表紙の段階で引力なんてどっかにいっちゃってる妙なモードのまま読み始めた。若くして富を得た主人公は大きく踏み外すこともなく、その心にどんな風が吹いているのか。突き抜けたも 田中かえさんの装画がかわいくて、表紙の段階で引力なんてどっかにいっちゃってる妙なモードのまま読み始めた。若くして富を得た主人公は大きく踏み外すこともなく、その心にどんな風が吹いているのか。突き抜けたものが成立するのは2つまでという説はダイレクトで興味深く、展開による分岐を予感させた。「セロトニン~」や「~男子」などネーミングに笑いながら彼らの立ち回りに引きつけられ、時も実体も超越したお馴染みの世界観が楽しく気づけばラストまで。実験とは会とは。暗闇に落ちて光に消えていくフワッとした読後感が良かった。 …続きを読む
  練りようかん

  2022年05月17日
  9人がナイス！しています
• だいぶ読みやすくポピュラーになってきた上田さん。私の解釈としては→世界は、たくさんの解決しない深刻な問題で溢れている。それ全てに心を痛め、一緒に悲しむことは、、、しなくてもいいよ、目を瞑ったって大丈夫 だいぶ読みやすくポピュラーになってきた上田さん。私の解釈としては→世界は、たくさんの解決しない深刻な問題で溢れている。それ全てに心を痛め、一緒に悲しむことは、、、しなくてもいいよ、目を瞑ったって大丈夫。でもそれを直視してしてどこまでも追求し決して逃げない人達もいる。その存在を覚えておこうね。という風に読んだ。肉の海も出てきたし、塔も座標も出てきて満足。それでいて世界観がとてもマイルド。上田ファン、増えますように。 …続きを読む
  そのとき

  2022年04月26日
  8人がナイス！しています

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